ブループラネット賞2019
2019-07-10 11:56:26

地球環境の未来を切り拓く!ブループラネット賞2019受賞者の業績

地球環境の未来を切り拓く!ブループラネット賞2019受賞者の業績



公益財団法人旭硝子財団は、地球環境の修復を目的とした「ブループラネット賞」の2019年受賞者を発表しました。この賞は1992年の地球サミットのサポートを受け、地球環境問題の解決に大きく貢献した個人や組織に授与されています。今年はエリック・ランバン教授(ベルギー)とジャレド・ダイアモンド教授(アメリカ)が受賞の栄誉に輝きました。

受賞者紹介


エリック・ランバン教授


エリック・ランバン教授は、ルーヴァン・カトリック大学及びスタンフォード大学にて教鞭を執る著名な研究者です。彼は、衛星リモートセンシング技術と独自の解析手法を駆使して、土地利用の変化が環境に及ぼす影響を明らかにしました。これにより、森林保護政策や持続可能な経済活動への科学的根拠を提供し、公共機関や民間企業の取り組みに貢献しています。

「この権威ある賞を頂き光栄です。土地利用の急速な変化に対する理解を深め、持続可能な政策推進に邁進する力を与えてくれるでしょう」とエリック教授は語ります。彼は、気候変動への対応や生態系の健全性を維持するための土地管理の重要性を強調しています。

ジャレド・ダイアモンド教授


一方、ジャレド・ダイアモンド教授は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の地理学部で教えながら、著述家としても広く知られています。彼の著書『銃・病原菌・鉄』や『文明崩壊』を通じて、環境問題の歴史的根源を掘り下げ、文明の存続における環境の役割を深く考察しています。

「受賞が告げられた瞬間は驚きでした。しかし、この賞は私の60年間の研究の成果を反映したものでもあります」とジャレド教授は述べました。彼は、歴史と地理がどのように人々の生活に影響を与えるかを長年探索しており、日本との特別なつながりも大切にしています。

表彰式と記念講演


受賞者には、それぞれ賞状、トロフィー、そして副賞として5000万円が授与されます。表彰式は12月11日、東京のパレスホテルで行われ、その後、12月12日には東京大学、12月14日には京都大学で記念講演が予定されています。

ブループラネット賞の意義


ブループラネット賞は、地球環境保全のために重要な取り組みを評価するものです。歴代の受賞者たちは私たちの未来に対して貢献しており、受賞者たちの研究が社会に与える影響は計り知れません。これからも、環境問題に立ち向かうための研究と実践が求められています。

この賞は「青い地球が未来にわたり、人類の共有財産として存在し続けるように」という理念に基づき誕生しました。変化する環境問題に対する理解を深め、持続可能な社会を築くための道しるべとなるでしょう。

会社情報

会社名
公益財団法人旭硝子財団
住所
東京都千代田区四番町5-3サイエンスプラザ 2 階
電話番号

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