新サービス『COCOSTAT』の登場
株式会社point0が運営する協創型コンソーシアム『point 0 committee』が提供する新たなデータ検知・分析サービス『COCOSTAT』が、2025年4月17日よりスタートしました。このサービスは、同社の実証実験を通じて、オフィス空間の新たな利用法を見出すことを目的としています。
COCOSTATの特徴
『COCOSTAT』は、配線が必要ない赤外線センサーを活用して、個人の特定を避けながら空間内の人数や人流を把握し、分析を行います。これにより、より効率的なオフィス空間の運営が可能になり、必要なデータを簡単に取得できる利点があります。
実際の導入場所としては、東京・丸の内に位置するコワーキングスペース『point 0 marunouchi』が選ばれ、ここでは過去100件以上の実証実験が行われており、今後はさらなるデータ分析が期待されています。
実証実験の内容
今年の8月から来年2月にかけて行われる実証実験には、丹青社以外にもアサヒビール、TOA、パナソニックといった様々な企業が参画しています。これにより、空間の活用状況やコミュニケーション活動の向上が目指されています。
具体的には、オープンスペース内のドリンクエリアを対象に、滞在人数や人流に対する影響をCOCOSTATで測定し、装飾や音響、照明の効果を実証しました。特に、内装デザインの変更が人の流入に大きな影響を及ぼすことが明らかになりました。
企業の協力
このプロジェクトに協力している企業には、前述の丹青社をはじめ、利用者のニーズに合わせた新しい飲料の提供を行うアサヒビールや、音響と照明を調整するTOAやパナソニックが含まれています。こうした企業との共創によって、COCOSTATの実験はより豊かな内容となっています。
未来のオフィスを見据えて
point0の目標は、「働く空間の価値」を再定義することであり、今後も多様な働き方を支えるための新たなソリューションの開発を進めていきます。また、ナチュラルデータを活用することで、真のフィードバックを得ながらコンテンツやサービスの創出にも取り組む予定です。
オープンイノベーションの場として、他社とともに新しい価値を創造し続けるpoint0は、今後もこの『COCOSTAT』を通じてオフィスの「未来」を見据えたサービスを展開していく予定です。
企業の背景
このコンソーシアムは、さまざまな企業が集まり協力することで、イノベーションの加速を目的としています。それぞれの参画企業が持つ最新技術やノウハウを生かしながら、共に創り上げていくスタイルが魅力です。
複数の企業が参加することにより、多様な角度から問題を解決し、最適なオフィス環境を実現するための新たなアプローチを模索しています。これにより、個々の働き方に最も適した空間の提供が可能になります。
まとめ
今後、point0は新しい技術を活用し、働く人々がより快適に作業できる環境づくりを目指していきます。『COCOSTAT』の利活用が進むことで、オフィスの空間がいかに人々の生産性を高めるか、注目される場面が多くなってくるでしょう。
新たな共創が生まれるこの場で、どのような未来のサービスが創造されるのか、引き続き目が離せません。