北海道大学が、学生や地域社会への支援を目的とした「北大フロンティア基金」において、新たに「J-Coin Pay」を決済手段として導入しました。これは、2024年8月23日より、大学内に設置されるデジタル募金箱のQRコードをスマートフォンで読み取ることで、簡単に募金が可能になることを意味します。この取り組みにより、募金を行う側は現金の用意が不要となり、手軽に少額の寄付を行えるようになります。
「北大フロンティア基金」は、北海道大学が設立したもので、学生支援や教育研究、社会貢献活動を推進することを目指しています。特に、基金は次の4年間を「創基150周年記念募金」とし、寄附を広く募っています。新たな支払い方法である「J-Coin Pay」の導入は、これまで難しかった多様な層からの寄付を促進する期待が寄せられています。
従来の募金方法には、クレジットカード決済や銀行振込などがありましたが、「J-Coin Pay」の利用が加わることで、より多くの人々が手軽に募金に参加できるようになるでしょう。特に、学生世代や若年層にとってスマホからの手軽な操作は、大きなメリットとなるはずです。
J-Coin Payは、みずほ銀行が提供するスマホコード決済サービスであり、『送る』、『もらう』、『支払う』といったお金に関する機能が全てスマートフォン上で完結します。さらに、アプリに登録した銀行口座を通じて、いつでもどこでも無料で入出金ができるため、使い勝手が非常に良いのが特徴です。アプリはApp StoreやGoogle Playで入手可能です。
加えて、北海道大学の運営側としても、現金回収業務の負担が減少し、効率的な募金管理が可能になることが期待されています。このように、「J-Coin Pay」の導入は募金活動のデジタル化と共に、新たな募金者層の獲得にも寄与するでしょう。
最終的には、この取り組みが北海道大学とみずほ銀行のさらなるパートナーシップを生み出し、デジタル決済の普及にも貢献していくことが期待されています。今後の動向に注目が集まります。