新東名高速道路で自動運転トラックの技術検証が始まる
国土交通省は、新東名高速道路において自動運転トラックの要素技術検証を本日から開始しました。このプロジェクトは、国土交通省道路局、国土技術政策総合研究所、中日本高速道路株式会社が連携し、自動運転関連の研究と実証を行うものです。特に、深夜時間帯に設けられる自動運転車優先レーンでの車両開発と連携しながら、自動運転サービス支援道による公道走行の実証実験を進めます。
実験の概要
実験は令和6年11月5日から始まり、新東名高速道路の駿河湾沼津SAから浜松SAまでの区間が対象です。まずは自動発着確認や通信確認を行い、その後、12月からは先読み情報提供システムや合流支援情報提供システムの実証も予定されています。
自動発着確認の詳細
自動発着確認では、自動運転トラックが自動的に駐車し、発進することができるかの検証が行われます。この実験は報道関係者向けに12月4日に公開される予定で、多くの興味を引くことが予想されます。たとえば、パートナー企業や関係者がその技術を目の当たりにし、自動運転の実用化がどれほど近づいているかを実感することでしょう。
今後のシステム実証
また、先読み情報提供システムは、交通規制などの先読み情報を路側機から車両に送信し、それが適切に受信できるか実地確認を行います。さらに、合流支援情報提供システムでは、自動運転車が高速道路に合流する際の情報提供についても実験が行われる予定です。
参加方法と注意事項
報道関係者が現場公開に参加する際は、所属・氏名・電話番号・メールアドレスを記載したメールを、11月22日までに指定の連絡先に送信する必要があります。ただし、当日の天候などにより、現場公開の日程が変更される可能性があるため、その点に注意が必要です。
この自動運転トラックの要素技術検証プロジェクトは、自動運転技術の将来的な実用化に向けた重要なステップです。実験結果や今後の動きに注目が集まっています。