心温まる介護の現場を追う
月刊広報誌『だんらん日和』の12月号が話題です。この号では、神奈川県横須賀市にある「だんらんの家」の3つの事業所を特集し、介護の現場に潜む本質を探る内容が展開されています。記事では、介護が持つ単なる技術や知識を超え、心のつながりや居場所の大切さを伝えています。
「第2のわが家」への思い
特集の中心には、池田課長の「受け止める心で家族のような居場所を」という言葉があります。彼は日々の業務において、この理念を実践しており、ただの介護を超えた大切な場所を作り上げています。たとえば、利用者と一緒に育てた野菜やイチゴ、DIYで作ったスゴロクやカルタ、また、壁の装飾は利用者のアイデアから生まれたものです。こうした活動を通じて、「一緒に日常を作る」という価値観が育まれています。
職員の成長を支える経営
温かい現場を実現している背後には、野口社長の経営方針が大きく影響しています。彼は「やらされる仕事」ではなく、自発的に考え行動することを重視しています。また、失敗を恐れず挑戦できる環境を整えるため、責任を会社がしっかりと負います。これにより、職員は自分の役割に誇りを持ち、利用者と真剣に向き合えるようになります。
支え合う仕組みの重要性
介護の現場は常に人手不足ですが、池田課長は限られた人員の中で工夫を凝らし、各拠点が協力し合う体制を構築しました。指示をするのではなく、まずは相手の意見を受け止める姿勢や、一緒に動く選択をしているのです。これにより、現場は安定し、信頼が築かれています。
『だんらん日和』の役割と目指す未来
『だんらん日和』は、全国の「だんらんの家」で接する職員や経営者の声を丁寧に取材・編集し届ける報道媒体です。毎月異なるテーマを取り上げ、現場のリアルな取り組みを紹介することで、サービスの魅力を広めたいと考えています。記事の制作には、障がいを持つスタッフも参加しており、多様なメンバーと共に発信方法を模索しています。
だんらんの家とは?
「だんらんの家」は、日本介護事業株式会社が展開する地域密着型デイサービスで、民家を改装したアットホームな場所です。1日あたり10名程度の少人数制で、利用者それぞれに寄り添ったケアを提供しています。入浴サービスや機能訓練の実施に加え、それぞれの事業所が特色のあるイベントを行っており、”その人らしい生活”を支えることを大切にしています。
さらに詳しく知りたい方へ
「だんらんの家」の詳細やご質問があれば、公式サイトやSNSを通じて情報を得ることができます。月刊『だんらん日和』を読みながら、温かい介護の現場をぜひ体感してみてください。