コクヨグループの温室効果ガス削減への挑戦
コクヨ株式会社は、本社を大阪市に構え、社会的責任を強く感じながら、温室効果ガスの排出削減に取り組む姿勢を示しています。この度、コクヨグループが掲げる温室効果ガス排出削減目標が、国際的なSBTi(Science Based Targetsイニシアチブ)によるSBTの短期目標として認定されました。
SBT認定の意義とは?
SBTiは、企業に科学に基づいた温室効果ガスの削減目標設定を促進する国際的なイニシアチブで、2015年にCDPや国連グローバル・コンパクトなどの団体によって設立されました。この認定を取得することは、コクヨグループが温室効果ガスの削減において本気で取り組んでいる証といえるでしょう。
コクヨグループの目標設定
コクヨグループは、「気候危機への対応」を企業の重要な経営課題として位置づけ、具体的な削減目標を設定しています。
1.
Scope1,2について
2022年から2030年までに、これらの範囲における温室効果ガス排出量を総量で42%削減することを目指しています。
2.
Scope3について
購入した製品やサービスによるGHG(温室効果ガス)排出量を2022年から2030年までに25%削減することが掲げられています。特に重要な目標は、2028年までに、この対象となるサプライヤーの12.5%にSBT目標を設定させることです。
これらの目標に向けて、コクヨグループはさまざまな取り組みを進めています。
サプライチェーンとの協力
今後の計画では、コクヨグループは温室効果ガス削減の対象をScope3にまで拡大し、サプライチェーンの全体にわたって排出量の削減を促進する方針です。これにより、協力するサプライヤーとも密に連携しながら、社会全体の脱炭素化を推進していく考えです。
環境への取り組みの重要性
最近、企業の環境への取り組みに対する期待は高まっています。顧客や株主、そして社会全体からの圧力も大きく、企業は環境問題を企業戦略に組み込むことが求められています。コクヨグループは、この流れを受けて環境への取り組みをさらに加速させることを目指しています。
最後に
コクヨグループの温室効果ガス削減目標がSBT認定を取得したことは、企業が環境に対しどのように向き合っているかを示す良い例です。この先、環境問題はますますその重要性を増していくため、コクヨグループの取り組みを引き続き注視したいと思います。