新たな制御環境を提供する「INTALOGIC5」Ver.2.06の魅力
株式会社アイ・エル・シー(本社:東京都千代田区丸の内)は、組込み制御開発環境「INTALOGIC5」の最新バージョン、Ver.2.06を2026年1月にリリースすると発表しました。これにより、従来のハードウェアPLCに替わる新たな選択肢が提供されます。
INTALOGIC5とは何か?
「INTALOGIC5」は、OS非搭載の環境からWindowsやLinuxなど多様なプラットフォームに対応した、国際規格IEC 61131‑3に準拠した組込みソフトウェアのPLCです。これまでのハードウェアPLCが行っていた制御を、PCやマイコンボード上で実行できるようにすることで、大幅なコスト削減と空間の省スペース化を実現しています。
システムは「INTALOGIC5 Editor(開発ツール)」と「INTALOGIC5 Run(制御ランタイム)」の二つの部分で構成されており、インタープリタ方式に加えて、カスタマイズ可能なネイティブコード方式にも対応しています。また、Linux、μITRON、VxWorks、QNX、Windowsといった多様なOSとCPUに移植実績があるのも大きな特徴です。
バージョン2.06の新機能
Ver.2.06では、いくつかの重要な機能強化が図られています。まず、ラダー言語からのFUNおよびFBの呼び出しに対応したことで、ラダー回路内に直接ファンクションやファンクションブロックを配置できるようになり、演算処理や高度な制御ロジックの統合が可能です。これにより、ラダー中心の開発フローのまま、より洗練された開発を実現します。
さらに、Editor機能の改善が行われ、エラー一覧や詳細表示の追加、エラー箇所へのダイレクトジャンプ機能が実装されました。これにより、ユーザーは迅速に問題解決が可能となり、開発の効率を大幅に向上させることが期待されます。加えて、変数やOMコメントのインポート/エクスポート(CSV対応)や、LD設計画面の拡縮操作、ウィンドウの一体化も導入されています。
今後の開発ロードマップ
2026年春以降には、データ型拡張の予定があり、多次元配列や構造体などへも対応していく方針です。また、PLCopenXMLおよびIEC61131‑10のXML形式への対応、割込みタスクへの適応など、さらなる高度なデータ型仕様の適合を目指しています。これにより、国際規格に準拠した高度な相互運用性が実現されるでしょう。モーションコントロールや位置決め、各種通信機能をプラグインソフトウェアで追加する準備も進めており、制御機能をさらに強化していく計画です。
INTALOGIC5がもたらす利点
「INTALOGIC5」の導入により、機器の小型化や省スペース化が可能になります。専用のハードウェアが不要になるため、制御機器をコンパクトにまとめられます。また、ラダープログラムの変更だけで仕様変更を完結できるため、納期の短縮化も実現します。制御機能を内蔵した単独運用機器や独自制御ボードの開発もサポートしています。
会社概要
株式会社アイ・エル・シーは、国内で27年以上にわたる豊富な経験を持つ企業で、制御技術とITを融合したソフトウェアソリューションを提供しています。特に「INTALOGIC5」は、日本国内でもトップシェアを誇る製品で、プラットフォームフリーながら安心と高品質を両立したサービスを展開しています。さらに、地域別に経験豊かなエンジニアを配置しており、お客様のシステム開発を現場に寄り添いながらサポートしています。
お問い合わせ先
株式会社アイ・エル・シー
INTAconnection テクニカルセンター
TEL:082-262-7799
E-mail:
[email protected]
製品情報ページ:
ILC 商品ページ
以上をもって、INTALOGIC5の新しい機能とその利点をまとめました。今後の進化にも期待が高まります。