サウディア・カーゴ、日本市場でのプレゼンスを拡大
2023年6月27日、東京にて、世界をリードする航空貨物輸送業者である
サウディア・カーゴが、日本市場でのプレゼンス拡大を発表しました。新たな拠点として
成田空港から出発するインターラインパートナーシップが強化され、これにより高品質な製品が
サウジアラビア王国や海外へ効率的に輸送されることが期待されています。この取り組みは、
大韓航空との協力を基に、成田国際空港を介して仁川国際空港へと接続することで実現されます。
サウディア・カーゴのCEO、
テディ・ゼビッツ氏は、地域に密着した顧客理解を通じてビジネスの発展に貢献することを目指していると述べました。「今回の拡張により、日本とサウジアラビア間の需要に応えるための重要なマイルストーンが達成されるでしょう」とゼビッツ氏は語りました。さらに、スピードと信頼性が物流業界において非常に重要であるとし、迅速な輸送によって医薬品やEコマースなど広範な市場ニーズに応えることが可能になると強調しました。
また、
サウディア・カーゴは、持続可能性への取り組みを通じて、経済成長や社会的包摂にも寄与する姿勢を示しています。ゼビッツ氏は、企業のESGポリシーについても言及し、その取り組みが業界全体における価値を生み出すと述べました。
アジア太平洋地域担当の
ヴィクラム・ヴォーラ氏も、日本市場でのプレゼンス拡大について高い期待を寄せています。「スカイチーム・カーゴの強力なネットワークは、アジア太平洋地域における重要な航空貨物キャリアとしての地位をさらに確立します」と彼はコメントしました。
2023年現在のデータによると、日本からサウジアラビアへの輸入量は571トンに達し、逆にサウジアラビアからの輸出は25トンに上る状況です。これには医薬品や生鮮食品、一般貨物などが含まれています。サウディア・カーゴは、この新しいインターラインパートナーシップを通じて、輸出入の双方においてより多くの輸送の増加を実現することを目指しています。
サウディア・カーゴは、物流業界において中心的な存在になるべく、グローバルなネットワークを最大限に活用し、すべてのビジネスやコミュニティに価値を提供することを目指しています。新たな技術の導入やサービスの範囲拡大に加え、デジタルインフラの構築も進め、常にお客様に最高品質の輸送サービスを提供していきます。詳細な情報は、サウディア・カーゴの公式サイト
www.saudiacargo.comをご覧ください。
サウディア・カーゴの概要
サウディア・カーゴは、サウジアラビア王国のビジョン2030に基づいて、地域の物流の重要なハブとして機能しています。70年以上の歴史を持つ同社は、スカイチーム・カーゴとのアライアンスを通じて175か国900の目的地に貨物輸送を提供しています。高価値貨物を含むすべての種別の貨物輸送のニーズに対応するため、最新の設備と現代的なボーイング貨物機を有しています。