不動産小口化商品「ハローAct」の展開
エリアリンク株式会社は、不動産特定共同事業法に則り、不動産小口化商品「ハローAct」を提供しています。このたび、関西エリアの初のグループ物件である「ハローAct茨木学園南町任意組合」が組成を完了しました。出資者のニーズに応えながら、さらなる展開を進めているこの商品について詳しく見ていきましょう。
「ハローAct」とは何か?
「ハローAct」は、トランクルームとして用意されている「ハローストレージ」の所有権を少額から取得できる仕組みです。出資は10口単位から始まり、最低出資金額は1,000万円(10口)となります。この商品は、サブリース契約が付随しており、出資者にとっての負担を軽減し、管理の手間を省くことが特徴の一つです。加えて、エリアリンクの運営により、安定した運用が期待できます。物件の実態に基づいて評価が行われるため、現物不動産と同様に相続評価額も適用されます。
ハローActのメリット
ハローActが提供する主なメリットには次のような点が挙げられます。
- - サブリース契約付き:エリアリンクが運営・管理しており、物件収益が安定。
- - 不動産の所有:少額から不動産を所有でき、資産形成に寄与。
- - 相続評価への対応:現物不動産と同じく相続評価額が適用される。
- - 管理負担の軽減:サブリースのため、出資者自身での管理が不要。
- - リスクの分散:様々な物件への出資が可能で、リスクヘッジができる。
最近の動向と今後の展望
エリアリンクは、2023年6月に初の「ハローAct」となる「横須賀佐野町」を組成して以来、これまでに大阪府茨木市に「ハローストレージ茨木学園南町」を加え、計5物件を1年間で順次展開してきました。これにより、トランクルーム市場における存在感を一層強めています。関西エリアへの進出は、同社にとって新しい一歩であり、さらなる成長を目指す重要なマイルストーンです。
担当者からのコメント
担当者は「ご利用いただくお客様のニーズにお応えし続けている実績に自信を持っています。関西においても、このサービスが受け入れられ、多くの方に支持されることを期待しています。」と語りました。首都圏を中心に展開を進めてきた「ハローAct」ですが、今後は全国への展開も視野に入れており、ストレージビジネスの特性を生かした幅広い立地での組成が可能であるとしています。投資商品としてのトランクルーム市場の確立が進むことにも期待が寄せられています。
「ハローストレージ」について
エリアリンクは、コンテナやビルに設けたレンタル収納スペースを「ハローストレージ」というブランド名で展開しています。2024年7月末現在で2,281の物件を持ち、105,600室を運営している業界最大手の企業です。屋外型や屋内型のトランクルームをはじめ、多様なニーズに応えるサービスを提供し続けています。
会社概要
エリアリンク株式会社は、東京都千代田区に本社を置き、1995年から事業を展開しています。資本金は6,111百万円、東京証券取引所のスタンダード市場にも上場しており、堅実な経営を行っています。
あらゆる不動産ニーズに応じたサービスを提供している「ハローAct」。今後の展開にも注目が集まります。