ホームレス問題と調査
2024-08-22 13:00:57

LIFULLとダイバーシティサッカー協会、ホームレス問題解決へ向けた調査を実施

ホームレス問題の新たな理解を呼ぶ調査



株式会社LIFULLは、社会課題解決を推進する中で、「ホームレス・ワールドカップ」日本代表チームのオフィシャルスポンサーとして、ダイバーシティサッカー協会と共同でホームレスに関する全国的な調査を行いました。この調査は、2024年9月に韓国・ソウルで開催される同大会に向けて実施され、1,902人の男女を対象に、ホームレスに関するイメージと実感を探るものでした。

調査実施の背景



LIFULLは、不動産サービス「LIFULL HOME'S」を通じて、生活困窮者や若者の支援を行ってきました。その中で、ホームレス・ワールドカップが掲げる「ホームレスの不在」という理念に共感し、13年ぶりに大会へ復帰する日本代表チームのためにスポンサーとなりました。調査の目的は、広義のホームレス問題に対する理解を深め、社会全体での支援へとつなげることです。

調査結果の概要



自身のホームレス状態への懸念


調査の結果、全体の35%が「今後自分がホームレスになる可能性がある」と感じています。特に20代では、この比率が約50%に達しており、これは深刻な社会の不安を反映していると言えます。このような傾向が見られることに対して、調査を行ったダイバーシティサッカー協会は「社会的セーフティネットの強化が重要である」と述べています。

ホームレス状態のイメージ


調査によると、「ホームレス状態の人」ときいて最も多く想起された居住環境は「道路や公共空間」で、約75%がこのイメージを持っています。これは、従来のホームレスの概念が根強く残っていることを示唆しています。一方で、24時間営業の商業施設や「ネットカフェ難民」といった多様な居住形態の認知も進んでいることが分かりました。

ホームレス状態に至る原因


「ホームレス状態の人」がその状態に至った原因として最も多く挙げられたのは、「倒産・失業」であり、約80%がこの認識を持っています。一方、支援団体が見ている原因は心身の病気や障害であり、これには大きなギャップがあることも明らかになりました。

解決への期待


「ホームレス状態」を改善するために必要な施策としては、調査対象者の34%が「雇用支援」を挙げており、支援団体では「住居に関する支援」が多く評価されています。この違いから、社会全体で両方の観点を取り入れる必要性が浮かび上がります。

居住環境への満足度


最後に、ホームレス状態の人が現状に満足していないと感じる比率は40%を超えています。特にストレスや不安が背景にあると考えられ、住居環境の改善が急務であることを示しています。

プログラムと今後の展望


今後、LIFULLは「ホームレス・ワールドカップ」を通じて培った経験を活かし、支援を行うと共に広義のホームレス問題への理解促進に努めていく方針です。特に、インフラや制度の整備に向けた働きかけが期待されています。これにより、全ての人が安心して住むことができる社会の実現を目指すことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社LIFULL
住所
東京都千代田区麹町1-4-4
電話番号
03-6774-1600

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