フライシュマン・ヒラードが新たにサービスを開始
フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社(FHJ)は、グローバルな危機に対応するための専門サービス「グローバル有事対応デスク」の提供を発表しました。この新しいサービスは、日本企業が世界各国・地域で直面する可能性のある有事に対し、マスコミやステークホルダーに適切に対応できるよう支援することを目的としています。
サービス提供の背景
日本企業のグローバル展開が進む中、地球規模での社会問題が深刻化し、テクノロジーの急速な発展、さらには大国間の対立と地政学リスクの高まりによって、有事リスクもより複雑化しています。これらの状況をふまえ、FHJでは「グローバル有事対応デスク」を新たに立ち上げ、企業が直面する有事に対する戦略的な支援を行うことを決定しました。
サービスの内容
このサービスは、年間基本契約の形態で提供され、平時からのコンサルテーションに加え、有事の際には専用ホットラインを通じて迅速な連絡を受け付けます。クライアントからの連絡が入り次第、FHJチームは直ちに初動対応の協議に入ります。原則として24時間以内に、グローバル対応チームを編成し、基本対応方針を提案します。これにより、効果的且つ迅速な有事対応が可能となります。
有事の範囲
本サービスが想定する「有事」には、様々なリスクが含まれます。これには、自然災害、サイバー攻撃、社会的不安など、企業が国や地域ごとに異なるリスク要因に直面する可能性があります。このような複雑で多様なリスクに戦略的に対応するため、FHJは全世界に展開する拠点網や専門チームを駆使して、クライアント企業に必要な知見やインテリジェンスを提供します。
専門チームによる支援体制
フライシュマン・ヒラードの専門チームは、以下のような領域で活躍しています。
- - サイバーセキュリティセンター・オブ・エクセレンス:サイバー関連の有事対応や事前対策のベストプラクティスを提供し、情報開示に関する法令にも対応しています。
- - レスポンシブルビジネス・アンド・グローバルインパクト:サステナビリティや人権、ダイバーシティに関わる最先端の課題に焦点を当て、社会的責任を果たしながら持続的成長を促します。
- - インターナショナル・アフェアーズ:国際貿易や開発援助、人道的支援など、複雑なグローバル課題に深く関与し、各国政府や国際機関への助言を行っています。
これに加え、必要に応じて株式会社オウルズコンサルティンググループと連携し、より深い専門知識をもとにクライアント企業を支援していく方針です。
フライシュマン・ヒラードの実績
フライシュマン・ヒラードは、オムニコムPRグループに属する世界最大規模のPRファームとして、業界内で数々の賞を受賞しています。近年では、『Campaign Global PR Agency of the Year』や『PRWeek U.S. Agency of the Year』など、業界内で高い評価を得ています。この豊富な経験と専門知識をもとに、グローバル有事対応デスクは日本企業の信頼できるパートナーとなるでしょう。
新たなリスクに直面している企業にとって、フライシュマン・ヒラードの「グローバル有事対応デスク」は、特に重要な支援を提供することでしょう。日本企業の海外進出に伴う新たな挑戦への対応力を高めるため、ぜひ注目したいサービスです。