香港Food Expo 2017
2017-08-17 18:34:30
香港Food Expo 2017で日本の食文化が世界へ!~過去最高輸出額を達成した日本の農林水産物・食品の魅力を発信~
香港Food Expo 2017で日本の食文化が世界へ!
2017年8月17日から19日にかけて、香港で開催された「香港Food Expo 2017」において、日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催するジャパン・パビリオンが大盛況のうちに幕を閉じました。
このイベントは、ジェトロにとって7年連続7回目の出展となり、香港という重要な市場において、日本の農林水産物・食品の更なる輸出拡大を目指す取り組みの一環として開催されました。
過去最高輸出額を記録した日本産食品
香港向け農林水産物・食品の輸出額は、2016年度に過去最高の1,853億円を記録しており、その輸出額は日本の全体輸出額の約4分の1を占めています。中でも水産物は800億円と世界第1位を誇り、牛肉も米国向け輸出額の約2倍に達するなど、日本産食品の香港市場における高い人気がうかがえます。
香港は、中国本土やアジア主要都市へのアクセスが容易な地理的優位性から、物流ハブとしての機能も果たしており、年間約5,670万人の海外からの観光客が訪れる活気あふれる国際都市です。これらのことから、香港は日本にとって重要な輸出重点市場の一つとして位置づけられています。
食農観光のインバウンドコーナーなど、新たな試み
ジャパン・パビリオンでは、日本の食とインバウンドを連携させた新たな試みとして「食農観光のインバウンドコーナー」が初設置されました。これは、日本の食文化とそれを支える農業・漁業の観光資源を融合させ、訪日観光客増加による更なる販促を目的としています。自治体との連携による地域食材のPRや、農林水産大臣が認定した「Savor Japan」の情報発信なども行われ、多角的なアプローチによる日本食材の更なる発展を目指しました。
和食器と日本酒が織りなす、新しい食の空間
「日本食文化コーナー」では、香港の一流ホテルやミシュランレストランで活躍する山口陶器店による和食器の展示や、世界的に有名な日本酒の燗付け師、五嶋慎也氏による日本酒の提案などが行われました。和食器と日本酒の組み合わせによる新しい食の楽しみ方を提案し、来場者に「食の体験」を提供しました。
中華・西洋料理とのマリアージュ、調理デモンストレーション
日本産食材の可能性をさらに広げるため、中華料理と西洋料理のシェフによる調理デモンストレーションも実施されました。中華料理界の巨匠、尹達剛氏、香港の高級ホテル「ザ・ペニンシュラ香港」の料理長、加地吉治氏、そしてABC Cooking Studio講師の田丸玲奈氏による華麗なデモンストレーションは、来場者の大きな関心を集めました。香港ワインアカデミー講師の陳銘基氏による日本酒とのマリアージュ提案も、デモンストレーションをさらに盛り上げました。
多様なプログラムと充実したジャパン・パビリオン
3日間の日程で、多くの食事業者や流通関係者、メディア、一般来場者など、多数の人々がジャパン・パビリオンを訪れました。日本の農林水産物・食品の品質の高さと、それを支える日本の食文化の奥深さを体感できる機会となりました。ジェトロは、今後も香港市場での更なる売り込みを図り、日本の食文化を世界に発信していくことを目指しています。
ジャパン・パビリオン概要
開催日: 2017年8月17日(木)~19日(土)
開催時間: 10:00~18:00 (8月19日は17:00まで)
会場: 香港会議展覧中心 Hall 5B-C
ブース番号: 5B-A36
会社情報
- 会社名
-
日本貿易振興機構(ジェトロ)香港
- 住所
- Room4001, 40/F., Hopewell Centre,183 Queen's Road East, Wan Chai, HONG KONG, CHINA
- 電話番号
-
852-2526-4067