能登半島豪雨の被害と支援活動の現状
令和6年9月、石川県の能登半島では線状降水帯の発生により、記録的な大雨が降りました。この影響で、各地で甚大な人的・物的被害が生じ、特に奥能登地方では多くの人々が避難を余儀なくされています。
グリーンコープは、前年の1月に発生した能登半島地震の後から、復興支援を続けてきましたが、新たな豪雨により、その活動は一層重要性を増しています。今回の豪雨で被害を受けた地域において、グリーンコープの活動は迅速かつ的確に行われています。
支援の内容
9月21日から、グリーンコープは避難所や仮設住宅を含む、被災者の生活支援を本格的に開始しました。具体的には、タオルや飲料水、簡易トイレ、生理用品など、基本的な生活必需品を避難所に配布しました。さらに、9月23日には、現地調達でおにぎり500個やパン230個を避難所に届け、被災者の栄養補給にも配慮しました。
その後、豪雨の影響で床上浸水の被害を受けた「お食事処 やぶ新橋店」「まちの保育園」に対しても支援が行われました。高圧洗浄機を持ち込み、災害廃棄物の運び出しや泥かき作業を実施し、地域の再建に向けた取り組みを進めています。これらの支援は、地域住民の生活再建に向けて重要な役割を果たしています。
昼食支援の開始
9月30日からは「まちの保育園」に対しても昼食支援が始まります。おにぎりやパン、バナナ、ヨーグルトなどが提供され、子供たちが安全で栄養のある食事を摂れる環境作りを目指しています。このように、グリーンコープは地域の人々と密に連携しつつ、助け合いの精神で活動を続けています。
支援募金の実施
また、9月30日からはグリーンコープの43万人の組合員に対し、支援募金の呼びかけが行われます。この募金は、被災者や被災地域の復旧活動に役立てられ、地域の再建に向けた強力な支援となることでしょう。
今後の展望
グリーンコープは、今後も関係団体と連携を図りながら、被災地に寄り添った支援活動を継続してまいります。地域が一日でも早く復興できるよう、取り組みを強化していく所存です。安全で安心な生活を一日でも早く取り戻すため、私たち一人一人ができることに目を向け、協力していくことが重要です。
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体は、福岡市博多区博多駅前に拠点を置く団体です。2018年には九州、近畿、中国地方や福島の生協、社会福祉法人、労働協同組合などが集まり設立されました。私たちは、母親の安心や安全な食生活への思いを原点に、地域に密着した生活協同組合として活動しています。詳細については、
グリーンコープ公式サイトをご覧ください。