ハッコウホールディングスが未来の市場をつくる100社に選出
ハッコウホールディングス株式会社は、最近発表された日経クロストレンドの特集「未来の市場をつくる100社【2025年版】」に選ばれました。この評価は、同社が持つ豆の独自発酵技術と、持続可能な食の提供への取り組みを背景にしています。
日経クロストレンドとは
日経クロストレンドは、日本経済新聞社が運営するメディアで、毎年12月には「未来の市場をつくる100社」という特集を発表しています。この特集では、業界の有識者やベンチャーキャピタルからの情報をもとに、成長が期待される様々な企業が紹介されます。評価基準は、新規性や成長期待、社会的インパクトの3つの視点です。2025年版には、コマースやエンタメ、SDGsなど様々な分野から100社が選ばれています。
独自の発酵技術と持続可能な植物性食品
ハッコウホールディングスは、「フードテック」部門での選出で特に評価されています。同社は、独自の発酵技術「アラネア®発酵」を用いて、大豆を皮ごと発酵させた発酵食品「醸豆(JYOZ/ジョウズ)」を開発しました。この製品は、食物繊維やタンパク質を豊富に含み、消化吸収も良好で、様々な料理に使える多様性を持っています。特筆すべきは、塩を一切使用しない無塩発酵の技術です。高齢者を含む幅広い層が安心して食べられる植物性発酵食品として、選ばれる理由がわかります。
また、ハッコウホールディングスは、低アルカロイド品種の食用ルピナス豆の栽培にも成功しました。ルピナス豆は、大豆と同等のタンパク質量を持ちながら、栽培時の環境負荷が低いとされています。このような新たな植物性のタンパク源を提供することにより、食を通じての社会課題の解決にも貢献しようとしています。
環境問題への取り組み
ハッコウホールディングスでは、食用ルピナス豆の栽培を通じて、温室効果ガスであるN2O(一酸化二窒素)の削減に取り組んでいます。この取り組みの一環として、N2Oクレジットを活用し、農家への収益還元を行う計画も進めています。これにより、農家の収益性を高め、持続的な生産を支援しようとしています。
未来へのビジョン
ハッコウホールディングスの目指す未来は、健全食者が増え、持続可能な生活が実現されることです。彼らは、安心して食べられる高栄養価な食品の提供を通じて、人々の健康的で持続可能な生活をサポートし続けることを目指しています。ハッコウホールディングスの取り組みは、今後の食の在り方についての重要な示唆を提供しています。
会社概要
- - 社名: ハッコウホールディングス株式会社
- - 本社所在地: 神奈川県三浦郡葉山町上山口2178-2
- - 代表取締役: 入海 健
- - 設立: 2024年3月
- - 事業内容: ルピナス豆の研究・栽培、プラントベースドフード発酵食品の製造・販売
- - 公式サイト: ハッコウホールディングス
- - 醸豆(JYOZ/ジョウズ)ECサイト: 醸豆
- - Instagram: 醸豆公式
- - Facebook: 醸豆公式