復興米「たかたのゆめ」
2022-11-15 14:22:35

陸前高田市の震災復興米「たかたのゆめ」が子ども食堂支援に貢献

陸前高田市の震災復興米「たかたのゆめ」と子ども食堂支援



東日本大震災の影響を受けた陸前高田市が誇る復興米「たかたのゆめ」。このお米は、地元の農家が心を込めて育て上げ、コロナ禍の子ども食堂を支援する取り組みへと結びついています。市の特産品として、商品化したパックライスはふるさと納税の返礼品として提供されており、地域の活性化と新たな販路の開拓を目指しています。

商品概要


「パックライス たかたのゆめ」は、2023年1月下旬から発送が開始され、各種ふるさと納税ポータルサイトにて予約受付が行われています。内容量は1パック150gで、賞味期限は製造日から8ヶ月。美味しさの秘密は、あきたこまちやひとめぼれに匹敵する豊かな食味と、冷めても美味しい特徴にあります。レンジで簡単に温めることができ、手軽に炊きたての味を楽しむことができます。特に、弁当やおにぎりにもぴったりです。

地域農業の復興


「たかたのゆめ」は、震災の被害を乗り越え、地域の農業を復興させるために生まれた特産品です。日本たばこ産業株式会社から提供を受けた種もみを基に、農家が長年の努力を注いで育てたお米です。その結果、光沢のある美しい米粒と、しっかりとした粘り気が特徴の極上の料理用米として評価を受けています。

アートで魅せるパッケージ


この「たかたのゆめ」のパッケージは、陸前高田市に住むアーティスト田崎飛鳥氏がデザインしています。彼は脳性麻痺を抱えながらも、幼いころから絵を描いており、震災後の喪失感と再生の飛躍を通じて、多くの人に感動を与えています。芸術と地域支援が融合したこのパックライスは、ただの食材を超えたメッセージを持っています。

子ども食堂支援への取り組み


「たかたのゆめ」は、コロナの影響を受けた地域の子どもたちの食卓を支える活動とも結びついています。具体的には「りくぜんたかたお弁当届けようプロジェクト」が設立され、家族で食べられる無料のお弁当を配布しています。これにより、栄養士が考慮したバランスの取れた食事を提供し、育児に直面する家庭を支援しています。

申し込み方法


お弁当の申し込みは、陸前高田市社会福祉協議会へ電話または公式LINEから行います。受取場所は保健福祉総合センターで、高校生以下の子育て世帯が対象です。お弁当は世帯数に応じて配布されるため、事前の申し込みが必要です。

今後の展望


「パックライス たかたのゆめ」を通じて、地域の復興経済と社会福祉の活性化を図る取り組みは、今後も多くの関心を集めることでしょう。持続可能な地域支援へとつなげるこのプロジェクトは、陸前高田市の未来に希望をもたらしています。

会社情報

会社名
株式会社フロムゼロ
住所
岩手県北上市堤ケ丘2-11-48
電話番号
0197-62-6770

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