アートと工学の融合
2025-10-07 12:53:31

東京工芸大学、工学と芸術の融合を体験する授業を実施

東京工芸大学、工学と芸術を融合した独自の授業「工・芸制作演習」



東京工芸大学が9月5日から9月11日の平日にかけて、工学部と芸術学部が連携した授業「工・芸制作演習」を開催しました。この授業は、工学と芸術の領域を横断した教育を目的としており、テクノロジーとアートの相互作用を学べる貴重な体験を提供しています。

授業の概要と目的


「工・芸制作演習」は、工学部の学生がアート作品の創作プロセスを理解し、芸術学部の学生が工学技術を習得することを目指しています。工学と芸術の学部に所属する学生が協力しながら、実践的な制作体験を通じて、両分野の知識と技術を深めていきます。

今年は、工学部の安田洋司准教授と、芸術学部の山中幸生准教授、キムハケン准教授が授業を担当し、テーマは「驚き盤でアニメーションを体験しよう!」に設定されました。学生たちは中野キャンパスの教室で、アニメーションの歴史や作画表現について学びました。

具体的な授業内容


授業の初日は、アニメーションの成立過程やその作画技術についての講義が行われ、その後、映像玩具「驚き盤」の制作を通じて、動きの原理を理解する段階に進みます。この「驚き盤」は、手動で回して動きを楽しむものであり、学生たちはその仕組みを実際に制作しながら体感しました。さらに、通常の操作ではなく、電子工学の知識を活かして「ステッピングモータ」の制御回路を組み立て、自動的に動く仕組みを学びました。

学生の実践的な取り組み


授業では、学生たちはモータを制御するプログラミングも行い、工学的な知識を深めました。特に、ハンダ付けの作業やプログラムの作成は、技術的スキルの向上に大きく寄与しました。このようにして、学生たちは協力しながら、テクノロジーとアートの融合を体感することができました。

未来に向けたチャレンジ


本学では、毎年異なる授業テーマで「工・芸制作演習」を実施しており、過去には機械コースとインタラクティブメディア学科、建築コースとデザイン学科の組み合わせでも授業が行われてきました。当該授業は、工学部と芸術学部の2年次学生であれば、学科やコースを問わず履修可能です。

大学は1923年に創立された日本初の写真専門高等教育機関であり、テクノロジーとアートの融合をテーマとした教育の歴史を持っています。本学は今後も「テクノロジーとアートの融合」が生む新たな可能性を追究し続けます。これからも、学生や教員の共同研究を通じて、多様な知見を蓄積していき、教育の質を向上させていく所存です。

詳しくは東京工芸大学を訪れてご覧ください。

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