エコボーンの魅力と持続可能な未来への貢献を探る

2023年11月、東京ビッグサイトで開催された「Japan Home & Building Show 2023」では、国内外から510社が集まる中、大畑化工が新素材「エコボーン」を展示しました。多様な建材と技術が並ぶこの大規模な展示会は、持続可能な社会の実現を目指しており、多くの来場者がその関心を寄せました。

大畑化工の「エコボーン」は、その名の通り環境への配慮を最大限に考慮した建材です。従来のプラスチック加工事業に従事してきた同社は、長年にわたる環境汚染の悪化に対して、何らかのアクションを起こす必要性を感じていました。結果、「エコボーン」はフルリサイクル可能な素材として開発され、持続可能な建築をサポートしています。

日本の森林資源と木材問題

日本は豊かな森林を有し、国土の70%が森林です。にもかかわらず、木材自給率はわずか30%で、70%が輸入に頼っています。さらに、近年のウッドショックや木材価格の高騰により、建築業界は大きな打撃を受けています。このような背景から、木材の使用量を削減する必要がありました。

「エコボーン」は、こうした悩みを解決するために開発された新しい建材です。

エコボーンの8つのメリット

1. 工期短縮・施工費の削減：エコボーンは迅速に施工できるため、工期を短縮し、施工費用も削減します。
2. 特別な処理不要：「塗装」や「防腐処理」といった手間が不要で、メンテナンスが簡単です。
3. 高耐久長寿命：腐りにくく、長寿命であり、メンテナンスフリーな素材です。
4. 紫外線耐久性向上：紫外線による劣化に強く、屋外での使用に適しています。
5. 色落ち少ない：色落ちの心配が減り、美観が長持ちします。
6. シロアリ被害なし：シロアリによる被害を受けないため、安心して使用できます。
7. 寒冷地に強い：凍結による劣化の影響を受けません。
8. 海岸近くでも安心：塩害や腐食の心配がなく、沿岸地域でも安心して使用可能です。

このように、「エコボーン」は多くのメリットを持ち、持続可能な建材の選択肢として注目されています。展示会期間中、多くの訪問客から高評価を受けたことは、今後の需要の拡大を予感させます。大畑化工の代表取締役、大畑貴義氏は「国内外のお客様からの期待に応え、さらに製品の品質向上に努めていきたい」と意気込みを語りました。