仮想都市が現実に!メタバースで未来都市を描く『ShonanFutureVerse』プロジェクト

メタバースで探る未来の都市像



近年、デジタル技術の進化により、私たちの生活が大きく変わりつつあります。そんな中、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスにおいて、新しいプロジェクト「ShonanFutureVerse」が始まりました。このプロジェクトは、未来の都市をメタバース内で視覚化し、私たちが住む現在の都市の可能性を探るものです。

プロジェクトの目指すもの



「ShonanFutureVerse」は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が主導する「Beyond5G研究開発推進事業」の一環であり、令和4年度の新規委託研究として採択されたものです。このプロジェクトでは、未来都市を構成するデジタルツイン技術を利用し、バックキャスティング手法を通じて、現在の都市がどうあるべきかを検討しています。

未来都市の模型が持つ意味



デジタルツインとは、実際の物理空間に存在するものをデジタル上に精緻に再現したモデルです。ShonanFutureVerseでは、これを駆使して、想像上の未来都市を精密に表現し、さまざまなシミュレーションを行います。これにより、将来の都市が直面するであろう課題を予測し、今の都市がどのように変わるべきか、または変化するかを探ります。

研究発表イベント:SFC Open Research Forum 2023



プロジェクトの一環として、「第28回慶應義塾大学 SFC Open Research Forum 2023」が開催されます。日時は2023年11月25日(土)と26日(日)の午前10時から午後4時まで。場所は神奈川県藤沢市にある慶應大学湘南藤沢キャンパスです。このイベントでは、ShonanFutureVerseの研究進捗が一般の方々に向けて展示され、最新技術の実演が行われる予定です。

このフォーラムは、最新のデジタル技術に触れる絶好の機会であり、学生や研究者だけでなく、一般の方々も参加できる内容となっています。興味がある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

これからの展望



ShonanFutureVerseプロジェクトは、未来の都市を考えるための重要な鍵となるでしょう。仮想空間における3Dモデルの進化は、私たちの生活環境にどのような影響を及ぼすのか、そしてその結果として実際の都市がどう変わるのか、興味深い議論が期待されます。今後もこのプロジェクトの研究成果がどのように発信されていくのか、注目が集まっています。

未来の都市を形にするというこの試みが、私たちの日常にどのように繋がるのか、一緒に見守っていきたいものです。

会社情報

会社名
慶應義塾大学SFC中澤・大越研究室
住所
神奈川県藤沢市遠藤5322デルタ棟S213
電話番号
0466-47-0836

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