新たに12名が採用!農林水産省の取り組み
農林水産省が、エン・ジャパン株式会社と共同で実施した「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」により、2024年7月に12名の新採用者を迎えることが決定しました。これは、農林水産物・食品の輸出拡大を目指す取り組みの一環であり、国際局の3職種が対象となっています。
プロジェクトの背景
農林水産省は、2030年までに日本産農林水産物・食品の輸出額を5兆円に達成することを目標に掲げています。この目標の実現には、国際的な市場に向けた戦略的な取り組みが必要とされています。そのため、専門的な知識と国際経験を持つ人材が求められています。
エン・ジャパンの役割
エン・ジャパンは、プレスリリースや特設ページ、Web広告などを通じて、多くの応募者に向けて求人を広報しました。特に、食の魅力を世界に発信し、農水産物の輸出を支援するための「国際担当」「輸出担当」「ブランド化担当」という3つの職種での応募を行い、640件もの応募が寄せられました。
採用者のコメント
新たに採用された12名のうち、数名のコメントを紹介します。
輸出支援課の挑戦
前職にて市役所での経験を活かし、農林水産物の輸出促進に携わることに興奮を覚えたという採用者は、現在、輸出支援課でシステムの改善に取り組んでいます。彼は、自身の経験を活かしながら新システムの開発に挑戦し、令和9年には新たなシステムをリリースすることを目指しています。
国際経済課での役割
もう一人の採用者は、国際経済課で関税業務に従事しています。特恵税率に関する業務を担当し、発展途上国からの輸入品に対する関税について学びながら、言語の壁を越えて国際貿易をサポートする役割を果たしています。彼は、国際的な規制に立ち向かうために、関係国との強固な連携構築を目指しています。
海外連携グループの志望動機
さらに、海外連携グループに配属された採用者は、国際関係に強く興味を持っていました。公益性の高い職場で働くことに価値を見出し、日々新しい挑戦に満ちた環境で自己成長を実感しています。将来的には在外公館での勤務を視野に入れているとのことです。
希望の将来像
このプロジェクトは、単に職を提供するものではなく、採用者がそれぞれの背景を活かして社会に貢献できることを目指しています。農林水産省は、専門知識を持った人材が集まり、多様な視点から行政に新たな風を吹き込むことを期待しています。
このように、農林水産省は新たな人材を迎え入れ、国際的な課題に取り組むことで、日本の農林水産物の輸出をさらなる高みへと導こうとしているのです。彼らの活動に注目が集まります。