CIMPHONY Plusの活用
2019-08-27 16:06:22

CIMPHONY Plusで実現する工事現場の見える化 3次元地図活用法

データ共有クラウドサービス「CIMPHONY Plus」の紹介



2019年9月24日にスタートした「CIMPHONY Plus」は、工事現場の情報管理とデータ共有を効率化するための新しいクラウドサービスです。国土地理院が提供する「地理院地図」などを活用して、クラウド上に3次元地図を作成し、現場のデータを一元管理できる機能を備えています。

3次元地図による工事現場の見える化



地図上で工事現場のデータを管理し、受発注者や関連業者間の情報共有を瞬時に行えるのが特徴です。これにより、現場の進捗状況や作業内容をリアルタイムに把握でき、工事の効率化が図れます。特に、時間軸と位置情報を組み合わせたデータ管理が可能になり、工事過程の「見える化」を実現しています。

主な機能について



CIMPHONY Plusにはいくつかのプランが用意されており、その中でも特に注目すべき機能をご紹介します。

現場プラットフォーム



「CIMPHONY Plus」の現場プラットフォームでは、国土地理院が提供する「標高タイル」や、OSM財団が運営する「OpenStreetMap」を利用して3次元地図を表現します。この地図上に現場データを配置することで、工事進捗管理の精度が向上します。

Standardプラン



Standardプランでは、撮影した現場写真を3次元地図上に配置し、撮影日時や位置情報をもとに、進捗に合わせて適切に管理します。また、「どこでも写真管理Plus」というスマホアプリや、土木施工管理システム「EX-TREND武蔵」との連携により、データの扱いがさらに簡単になります。写真だけでなく、様々なドキュメントも同様に管理が可能です。

Professionalプラン



2020年1月から提供予定のProfessionalプランでは、UAVやレーザースキャナを利用して得た3次元点群データを3次元地図上に重ね表示できます。これにより、工事の設計や進行状況を立体的にシミュレーションすることができ、工事全体の把握が容易になります。この機能は、「TREND-POINT」という3D点群処理システムと連携し、データの流通をシームレスに行います。

動作環境の確認



CIMPHONY Plusを利用するためには、特定のブラウザが必要です。Google Chrome9以降、Microsoft Edge、Safari8以降、Mozilla Firefox4以降の最新バージョンが推奨されており、表示解像度は1280×1024ピクセル以上が目安です。グラフィックス機能も強化されているため、快適な操作性が期待できます。

今後の展望



「CIMPHONY Plus」は、将来的に持続可能なインフラ管理を支援するデータ流通基盤としての役割を目指しています。工事現場のデータをクラウドで一元管理し、利用者にとって有用なツールとなることを目指しています。すでにサービスは始まっており、Standardプランは年間36,000円から利用可能です。

データ管理における新しいスタンダードを確立する「CIMPHONY Plus」が、工事現場の見える化を進め、未来のインフラ管理をより効率的にすることに期待が寄せられています。

会社情報

会社名
福井コンピュータ株式会社
住所
福井県坂井市丸岡町磯部福庄5-6
電話番号
0776-67-8860

トピックス(IT)

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