アミフィアブルと北陸先端技術大の新たな共同研究が始動！AIを活用したテスト自動化の未来

アミフィアブルと北陸先端技術大学院の共同研究

アミフィアブル株式会社（以下、アミフィアブル）は、北陸先端科学技術大学院大学と手を組み、大規模言語モデルを活用したエンドツーエンドのテストシナリオ自動生成に関する共同研究を2024年8月より開始することを発表しました。この取り組みは、システムテストにおけるコスト高をクリアするための重要な一歩となるでしょう。

テストシナリオ作成の課題

近年、多くの企業が直面しているのが、システムのテストケースやシナリオ作成に掛かるコストの問題です。時間やリソースが制約される中で、効果的なテストシナリオを作成することは難しく、結果的に品質保証プロセスに影響を及ぼしています。これまでは手間のかかる作業が多く、効率化の余地が大きい分野です。

AIを活用した解決策

そこで、アミフィアブルは大規模言語モデルを利用して、テストシナリオやケースの自動生成を実現することを目指します。このプロジェクトでは、生成AIを駆使して効率的かつ迅速にテストシナリオを生成し、企業のコスト削減に寄与することが見込まれています。特に、アミフィアブルが開発するテスト工程自動化AIアプリケーション「MLET.II」の機能拡充が将来的な目標とされています。

共同研究の概要

本プロジェクトは、アミフィアブルと北陸先端科学技術大学院大学のグェン研究室の協力によって進められます。具体的には、大規模言語モデルを用いたエンドツーエンドテストシナリオの自動生成と、それを自動実行させるための基礎研究が行われます。これにより、AIを活用したソフトウェア開発のさらなる推進が期待されています。

グェン教授について

研究を牽引するのは、北陸先端科学技術大学院大学のグェン教授です。彼は知能情報学を専門としており、法律文処理やディープラーニング、自然言語処理に関する研究を行っています。彼の研究室では、AIがどのようにして問題を定式化し、特定の業務や分野に応用されるのかを探求しています。

アミフィアブルの取り組み

アミフィアブルは、「差別化されたAIテクノロジーを通じて、世界に新しい価値を提供する」というミッションのもと、テスト工程自動化AIアプリケーション「MLET.II」の開発と運用を行っています。この技術は、ソフトウェア開発の効率化と品質改善に大いに寄与しており、特に2021年には特許を取得するなど、その有用性が認められています。

顧客に対しては、単にソフトウェア品質の向上を図るだけでなく、QAチームの立ち上げや設計書や業務の標準化支援といった幅広いコンサルティングサービスを通じて、トータルな品質管理を提供しています。アミフィアブルは、顧客のニーズに柔軟に対応しつつ、AIテクノロジーを駆使して様々な課題解決に取り組んでいます。