新入社員の価値観
2025-08-05 10:47:58

新入社員の価値観の変化:自己実現を求める時代の到来

新入社員意識調査2025が示す価値観の変遷



株式会社日本マンパワーが、2025年度の新入社員500名を対象に実施した「キャリアへの意識」や「働くことに対する価値観」に関する調査の結果を公開しました。この調査は、毎年の恒例行事として、若手社員のオンボーディング施策や研修プログラム設計の参考にされています。今回は、働くにあたって重視される価値観や会社選びの実態、仕事に対する期待と不安、そして上司や同期との人間関係など、幅広いテーマで新入社員たちの“今”を捉えています。

調査結果のポイント



調査の結果では、働く上で重視する価値観として「心地よい環境」が4年連続で1位を獲得しましたが、驚くべきことに「自分の能力を発揮すること」が急激に支持を集めていることが分かりました。これは、価値観の多様化が進行していることを示唆しています。多くの新入社員が、自身のキャリアを自らの手で切り開きたいと望むようになっているのです。

会社選びに関する本音としては、「自分のやりたいことができるから」という回答が最も多く、これまでは給与や待遇が重視されていた傾向が薄れ、自己実現が重要視される時代へとシフトしています。若手社員たちが求めるのは、単なる収入ではなく、自分のやりたい仕事をする環境です。

さらに、キャリアデザインに関する学習が有益であることも明らかになりました。学習をしている社員は、将来のビジョンが明確になり、希望外の配属があった場合でも前向きに取り組む姿勢を見せる傾向があります。このような人材育成プログラムは、会社にとっても重要な投資と言えるでしょう。

コミュニケーションの重要性



また、キャリアデザイン学習者は、上司や同期との緊密なコミュニケーションを求める傾向が強かったことも特筆すべき点です。これは、組織内での人間関係が仕事の充実度に直結することを示しています。新入社員がより良い働き方を追求する上で、職場環境だけでなく、コミュニケーションも鍵となることでしょう。

リアリティショックと自己理解の重要性



入社後の理想と現実のギャップに悩む新入社員も少なくありません。今回の調査で注目されたのは、自己理解を深めることが、仕事への意欲や組織への貢献意識を高めるための重要な要素であるということです。リアリティショックを乗り越えるためには、自分自身を理解し、自己を見つめ直すことが必要不可欠であるといえます。

この調査の詳細は、レポートとしてまとめられており、無料でダウンロード可能です。若手社員の意識を理解し、その変化を受け入れることが求められる今、大企業からスタートアップまで、多くの職場でその対策を検討する必要があるでしょう。

調査概要



調査は、株式会社日本マンパワーが実施し、インターネットリサーチを用いて行われました。対象は全国の22〜28歳の男女であり、調査期間は2025年5月7日から5月19日まで。最終的な有効回答数は500サンプルとなっています。このようなデータは、企業が次世代の人材をどのように育成していくかを見極める一助となるでしょう。

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