ララランド、横須賀に新たな療育施設をオープン
株式会社LaLaLandが2026年1月、神奈川県横須賀市に新しい療育施設「アトリエ Gift 横須賀中央」を開設することが決まりました。これは、同社が運営する保育園やインターナショナルスクールのノウハウを活かし、地域の子育て支援の強化とインクルーシブ社会の実現を目指した取り組みです。
特徴的な療育のアプローチ
この新設される児童発達支援事業所「アトリエ Gift」では、米国のSpecial Educationの理念を取り入れています。個々の障害特性をそのまま「強み」として捉え、個別の才能を引き出すことに焦点を当てたプログラムを提供。従来の「補う」という概念を超えて、利用する子どもたちの成長をしっかりとサポートするものです。
この施設は、2022年に戸塚にオープンした「アトリエ Gift」の3施設目となります。療育に対する地域のニーズが高まる中、LaLaLandは新たな支援体制を整え、子どもたちが持つ多様性を活かした療育サービスを提供予定です。
増大する支援ニーズへの対応
文部科学省の調査によれば、公立の小中学校に在籍している児童生徒の約8.8%は学習や行動面での困難を抱えている可能性があるとされています。これにより、支援を求める家庭が増加しており、需要に応じた支援体制が必要とされています。特に、神奈川県においては、子育て世代が多く、療育の必要性を感じる場面が多いものの、適切な施設へのアクセスが困難な現状が続いています。
LaLaLandは、2017年から運営する保育や教育への経験を活かし、この新しい施設を通じて地域ニーズに応えることを目指しています。
提供するプログラムの特徴
「アトリエ Gift 横須賀中央」では、以下の3つの特徴的なプログラムを展開します。
1.
特性を「強み」と捉えるアプローチ
- 個々の興味や特性を「Gift」とし、オーダーメイドの療育計画を立てることで、長所を伸ばす教育に注力します。
2.
国際的な環境の提供
- インターナショナルスクールの強みを生かし、外国人スタッフによるプログラムを通じて言語や文化の多様性を学ぶ機会を提供します。
3.
小集団での協同活動と個別支援の融合
- 創造的な活動を通じて、社会性や自己肯定感を高めるソーシャルスキルトレーニングを実施します。
井上芙美代表のコメント
代表の井上芙美は、認可保育園の運営を通じて、集団生活の中で支援が必要な子どもや保護者に向き合ってきました。彼女は、「既存の療育制度にグローバルな視点と個性を強みとする視点を加えることで、より良い選択肢を提供する」とし、地域特性を考慮した支援モデルの構築に意欲を示しています。
施設概要
- - 施設名: 児童発達支援事業所「アトリエ Gift 横須賀中央」
- - 開設予定日: 2026年1月
- - 所在地: 神奈川県横須賀市米が浜通2-15 シーグリーン小松 1階
- - 対象: 主に3歳から6歳の未就学児
- - 主要設備: 指導訓練室、個別指導室、相談室
- - 提供サービス: 児童発達支援、送迎サービス
- - お問い合わせ番号: 046-876-6256
- - 受付時間: 平日9:00~18:00
見学会の案内
オープンに向けて、保護者や関係者への情報先行配信や見学会を予定しています。詳細は公式サイトまたは指定のリクエストフォームからご確認ください。LaLaLandグループは、横浜・横須賀エリアで教育・保育・療育事業を展開しており、すべての子どもたちがその未来を切り拓く力を育むことを理念としています。