読み終えた本でつながる、子どもたちの命を救う取り組み
新しい社会貢献の形として、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(以下、JCV)と「一般社団法人ユニオンブックス」がタッグを組みました。この取り組みは、不要になった書籍やCD、DVDを寄付し、その査定額を通じて開発途上国の子どもたちにワクチンを届けるというものです。
子どもたちの未来を支えるワクチン支援
現在、世界では毎日約4,000人の子どもたちが、予防可能な感染症により命を落としています。これらの多くの病気はワクチン接種により防ぐことができ、そのワクチンは非常に安価。JCVでは、途上国の子どもたちへこのようなワクチンを提供するための支援活動を行っています。この活動により、1億3,377万3,465人の子どもたちにワクチンを届けることができました。
読み終えた本を寄付する「ほんのきもち」
「ほんのきもち」は、使用済みの本やCDなどを寄付することで簡単に社会貢献ができるプログラムです。寄付専用ボックスを購入し、その中に不要な物品を詰めて送付いただければ、その査定額がポリオやはしか、破傷風などのワクチン支援に使われる仕組みです。また、寄付品の仕分け作業は、障がいを抱えた方や就労が難しい環境にある方々の支援にもつながります。
支援の流れ
1.
寄付専用ボックスを購入
費用は1,100円(税込)です。
2.
物品を詰めて送る
本やCDとともに、不要な切手やテレホンカードなども寄付できます。
3.
査定額がワクチン支援に
収集した物品の査定額が、途上国の子どもたちへワクチンとして寄付されます。
このように、参加者は自分にとって不要な物を有効活用することで、間接的に子どもたちの命を救う活動に貢献できるのです。さらに、地域とのつながりを重視した取り組みとして、古本寄付ポストの設置も進めており、場所を問わず地域全体での支援を促進しています。
障がい者支援とのシナジー
「ほんのきもち」は、ただの寄付活動ではありません。就労支援を通じて、障がいがある方々が社会で活躍できる環境を提供することも目的としています。身体障がい、知的障がい、精神障がい、発達障がいや難病を抱える方々が、物品の仕分け作業を行い、自立への道を開く手助けをしています。彼らにとって、働くことは自分の能力を活かし、社会に役立つことを実感する良い機会であり、自己肯定感を高める重要な経験です。
未来への一歩をともに踏み出そう
読み終えた本や使わなくなったCD、DVDが誰かの助けになる。そんな思いを胸に、ぜひ「ほんのきもち」の活動に参加してみてください。この取り組みが多くの方に広がり、より多くの命を守る手助けとなることを願っています。あなたの小さな行動が、大きな変化をもたらすかもしれません。
詳細や参加方法については、
こちらの特設ページをご覧ください。