練馬区中村橋の新たな挑戦 - 美術のまち構想
東京都練馬区は、中村橋駅周辺を「だれもがアートを感じられるまち」とするために、「美術のまち構想」を策定しました。この構想は、地域の特色を生かしたアートを通じて、住民同士の交流や地域の魅力向上を目指しています。
1. 美術のまち構想の背景
この構想の策定には、令和4年度から中村橋駅周辺のまちづくりに関する検討会が設けられ、学識経験者や地域の住民、商店会、PTAなどからの意見を集めました。これにより、地域のニーズや特性を反映した実効性のある施策が生まれることが期待されています。
また、構想の監修には美術館・図書館の設計者である平田晃久氏が関与し、整備の方向性についても専門的な視点が盛り込まれています。
2. 将来像と主体的な取組
将来像
美術のまち構想は、大きく3つの将来像を描いています。
1.
まちのあちこちにアートが点在
アートなスポットがいっぱいの街が実現し、住民や訪問者が日常的にアートに触れられる環境を整えます。
2.
美術館・図書館からの交流促進
美術館や図書館を起点にした新たな交流の場を創出し、地域コミュニティが活性化します。
3.
アートを軸とした多様な活動
アートによるさまざまなイベントや活動が街中で行われ、地域の魅力を高めます。
主な取組
美術館、中村橋駅、南口駅前広場、商店街をつなぐ道を「コリドー」とし、アート作品を点在させることで、地域の魅力を引き出します。
ワークショップなどの企画を通じて、商店街と美術館の架け橋となる人材を育成する制度を創設します。
地域住民と連携し、美術館や商店街と共にアートを展示するイベントを盛り上げていきます。
3. 美術館・貫井図書館のリニューアル
中村橋での美術のまち構想とも連動して、練馬区立美術館と貫井図書館がリニューアルされます。平田晃久氏による新しいデザインが特徴的で、本物のアートと図書館が融合した施設として【令和7年度】に再整備が予定されています。
新たに設けられる「ブック・アート・キッズスペース」では、子どもたちが自由に創作活動を行うことができ、アートと本に触れる楽しさを体験できます。
また、地域の有名人からの応援メッセージも掲載されたパンフレットが用意され、地域の方々に新しい施設への期待感を伝えています。
4. 一緒に育む地域文化
この美術のまち構想は、アートを通じて地域の絆を深める取り組みです。美術館の再整備を通じて、地域文化の中心としての役割を果たし、多くの人々が集う場を創出することが目標です。これからも様々な活動が展開されることが期待されます。
皆様のご参加をお待ちしております!
地域文化の発展に寄与する美術のまち構想をご覧になりたい方は、ぜひ練馬区の公式ホームページをご覧ください。