国際医療福祉大学がTriNetXと提携し日本の患者ケアを革新
国際医療福祉大学とTriNetXが契約締結
2024年8月28日、東京発。
国際医療福祉大学(IUHW)は、リアルワールドデータ研究を推進するグローバル医療機関ネットワークであるTriNetXとの新たなヘルスケア連携契約を結びました。この協力により、日本国内の臨床研究の機会を拡大し、新しい治療法の開発や患者ケアの向上を図ります。
IUHWについて
IUHWは、1995年に設立された日本初の保健医療福祉専門の総合大学です。全国に5つのキャンパスを持ち、11学部と27学科、さらに大学院を有しています。附属病院は6つあり、これにより教育と研究が深く結びついています。特に、2020年に開院した成田病院は、TriNetXネットワークに最初に参加した病院であり、医学研究の中心的な役割を果たしています。
このネットワークへの参加により、IUHWは臨床試験を誘致し、新たな治療法を開発し、医療技術を進化させることを目指しています。これは質の高い医療提供に繋がると期待されています。
TriNetX LIVE™プラットフォーム
TriNetXのネットワークに加盟することで、IUHWはTriNetX LIVE™というプラットフォームへのアクセスが可能になります。このプラットフォームは、リアルワールドエビデンス(RWE)研究を行うためのもので、世界中の研究者が利用しています。さまざまな治療領域における臨床試験のプロトコルを分析でき、数千の臨床試験の機会を提供します。
平松達雄教授は、「TriNetX LIVE™のユーザーインターフェースは非常に使いやすく、ビッグデータに不慣れな臨床医でも活用しやすいです。これにより、学内の臨床研究が活性化し、研究成果を論文として発表する機会が増えると確信しています。」とコメントしています。
日本の医療への影響
TriNetXの日本カントリーマネージャー、若林昭吾は、「IUHWがTriNetXの医療機関ネットワークに加わることを嬉しく思います。IUHWの研究能力を強化できることに加え、より多くの治験を受託することで、最終的には日本全体に良い医療を提供できることを期待しています」と語っています。
この提携を通じて、国際医療福祉大学は日本の医療現場でリアルワールドデータを活用した研究を進め、より良い患者ケアの実現に貢献することを目指しています。新たな研究の方向性は、職業教育を受ける学生たちにも新しい学びの機会を提供し、国全体の医療の質向上に寄与するでしょう。
TriNetXについて
TriNetXは、リアルワールドデータを利用して新しい治療法の開発を加速するために、医療機関とライフサイエンス企業が協力するグローバルネットワークです。データセット、EHR、コンサルティングパートナーシップを通じて、Protocol designの改善、治験運営の効率化、リアルワールドエビデンスの構築を推進しています。自社のプラットフォームはHIPAA、GDPR、LGPDに準拠しており、世界中の医療コミュニティにリソースとサポートを提供しています。詳細は、その公式ウェブサイトで確認できます。
会社情報
- 会社名
-
TriNetX, LLC
- 住所
- 125 Cambridgepark Drive, Suite 500Cambridge, MA 02140 USA
- 電話番号
-
857-285-6037