メンバーズが目指すDX人材育成の最前線
株式会社メンバーズ(東京中央区)は、急速に進化し続けるデジタルトランスフォーメーション(DX)の波に乗り、同社のDX人材育成プロジェクトが期待を超えた成果を上げています。
PMO人材数の順調な進捗
2024年5月から始まったこのプロジェクトでは、2025年3月末までに達成予定だった120人のPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)人材を、2024年9月末の時点で152人に達成しました。進捗率は127%に上昇し、企業に必要とされるDXリーダーシップを育成する意欲が伺えます。メンバーズは、これらの成果を基に取引先企業のDX推進にも貢献していく考えです。
ADPISAコンソーシアムへの参加
さらに、メンバーズは青山学院大学が提供する「ADPISAコンソーシアム」の運営委員として参加。このコンソーシアムは、高度なDX人材を育成するための産官学連携のプラットフォームであり、メンバーズはその教材やカリキュラムを活用して、育成体制の強化を図っています。目標としているのは、2027年までに全社員の90%をDX人材として育成すること。これは、デジタルスキルに基づく新たなビジネスモデルの形成を目指した一手です。
日本のDX人材育成の必要性
日本国内では、企業の約7割がDXの重要性を認識している一方で、それを支えられるスキルを持った人材が不足している現状があります。このため、メンバーズは急速に進化する環境に合わせた人材育成プログラムを展開し、企業のDX推進を支える新たな戦力を育成しています。特に、プロジェクトマネジメントやビジネス変革に焦点をあてたカリキュラムを強化することで、次世代のビジネスリーダーを輩出することを狙っています。
DX人材育成の具体的取り組み
メンバーズでは、業界全体のニーズを反映した多様な職種のDX人材を育成。PMO人材をはじめとして、UXデザイナー、マーケティングDX人材などが育成される予定です。これにより、企業内でのDX推進の基盤を固め、効果的な支援を行う体制を整えています。 学習が完了した社員には、独自の認定制度が導入されており、従業員のスキル向上を促進します。
繁忙な業界への寄与
メンバーズが育成するDX人材は、取引先企業における内製化を進めることに貢献。DX戦略を導入することで、企業のROI(投資利益率)を増大させ、持続可能な価値創造を実現するために尽力しています。業界全体のDX推進は、メンバーズに限らず、社会全体の発展にも寄与するでしょう。
企業文化と社会貢献
最後に、メンバーズは「MEMBERSHIP」で心豊かな社会を創ることを企業のビジョンとして掲げています。AKKY(高野 明彦)社長のリーダーシップのもと、メンバーズは企業の成長と社会貢献の両方を追求するため、DX推進に向けた教育や取り組みを実行しています。持続可能な社会の実現に向けた責任を全うし、地域社会に対しても積極的に貢献していく姿勢を持っています。これからのメンバーズの動きに注目です。