前田工繊、2025年度第2四半期決算を発表し売上高が前年同期比14.4％増

前田工繊株式会社が2025年度第2四半期の決算を発表

2025年2月14日、土木・建築資材や不織布を製造・販売している前田工繊株式会社が2025年度第2四半期（2024年7月1日から2024年12月31日まで）の決算を発表しました。今回は前年同期と比べて非常に好調な結果が出ています。

売上高と利益の増加

この四半期の売上高は32,530百万円で前年同期比14.4％の増加を記録しました。利益面でも明るい情報があり、営業利益は7,152百万円、経常利益は7,224百万円、さらには親会社株主に帰属する中間純利益も4,939百万円となり、いずれも前年同期比で顕著な増加を見せています。

セグメント別の業績

前田工繊の経営成績はセグメントごとに詳しく分析されています。まず、ソーシャルインフラ事業では公共工事の一環として提供している盛土補強材の販売が復調し、河川護岸材や海洋土木製品の販売も好調です。特に、スパンボンド（連続長繊維不織布）は自動車資材向けの販売が回復し、医療・衛生資材の受注も堅調に推移しました。これらの影響で、当事業の売上高は18,770百万円（前年同期比7.5％増）、営業利益は4,418百万円（同8.8％増）となりました。

次に、インダストリーインフラ事業でも好調が続き、子会社であるＢＢＳジャパンが自動車用鍛造ホイールの国内外での販売を伸ばしました。また、未来コーセン株式会社では、コスト増の影響を受けつつも、製品の売上が回復しており、当事業の売上高は13,759百万円（前年同期比25.3％増）、営業利益は3,399百万円（同61.3％増）を達成しています。

海外の展開

海外子会社であるMAEDA KOSEN VIETNAM CO.,LTD.も安定した受注を確保しており、それにより売上と利益ともに好調を維持しています。これらの成果は、前田工繊が持つ強力なビジネスモデルと地域社会への貢献を意識した経営の賜物といえるでしょう。

まとめ

前田工繊株式会社は1972年の設立以降、社会資本の整備・維持に貢献し続けており、「ジオシンセティックス」の総合企業としての役割を果たしています。地域社会の安心・安全な生活環境の構築や、災害に強い国土作りに寄与すべく、今後もさらなる成長を目指して邁進していくことでしょう。

さらなる詳細については、公開された2025年度第2四半期の決算短信をご覧ください。