運送業界の新たな一歩、イージスワンが特許を申請

運送業界の新たな一歩、イージスワンが特許を申請



株式会社イージスワン(本社:東京都千代田区、代表取締役:鶴田由規夫)が、運送業向けクラウドサービス「AEGISAPP運送業」に搭載される新機能について、特許を申請したことを発表しました。この特許は、運転手の労務管理における遅延時間を自動で記録し、法令遵守を支援するもので、2025年7月10日付で特業(特願2025-116480)されています。この革新により、運送業界の業務効率が大幅に改善されることが期待されています。

特許の特徴と機能


特許化された遅延時間記録機能は、業界の課題となっている運転手の労務管理を客観的に行うためのものです。以下にその主な特徴を示します:

  • - 通常運転時間の算出:過去の運行実績から中央値を基に通常運転時間を算出し、自動的に運行計画を作成。
  • - 遅延時間の自動記録:自然災害や渋滞、故障などの不測の事態による遅延を自動で記録し、法定拘束時間から除外します。
  • - 法令違反リスクの低減:遅延を考慮した場合の平均運転時間や拘束時間を算出し、法令違反のリスクを低下させます。
  • - 運行日報への活用:遅延時間を含む運行データは、労働基準監督署や荷主に対して監査証跡として活用可能です。

このように、「AEGISAPP運送業」の新機能は、運送業界が直面する多くのリスクに対処するための重要なツールとなります。

背景と目的


2024年4月に改正される改善基準告示を受け、運送業界における労働時間管理はますます厳格化される見込みです。そのため、遅延による法令違反リスクが課題となっています。イージスワンは、この課題にいち早く対処し、業界の標準化と法令遵守を実現するために特許を取得することを目指しています。

AEGISAPP運送業の概要


「AEGISAPP運送業」は、富士通デジタコとトランストロン社のITP-WebService3と連携しています。これにより、従来のアナログ手法をデジタル化し、運行管理や日常業務の生産性を高めています。また、業務の全体像を把握しやすいデータ基盤を提供し、営業部門、業務部門、総務・経理部門の透明性を確保します。

このシステムは、運行計画の作成から運賃計算、請求に至るまでの一連のプロセスを網羅しており、効率的な業務運営を促進します。特に「1日、月間、年間の拘束時間」や「2日平均の運転時間」のチェック機能は、非常に便利で、管理者の負担を軽減します。

今後の展望


株式会社イージスワンは、今後も「労働時間の見える化」「物流DX」「法令遵守」を柱にして、運送業界の業務改革を推進していく方針です。特許を得たことで、業界内での競争力を強化し、持続可能な運送業の実現を目指す姿勢が明確になりました。これにより、運送業界全体の向上を図ることが期待されます。

このたびの特許出願は、運送業界におけるイージスワンの取り組みの一環であり、常に進化し続ける姿勢が評価されています。今後の展開にも注目です。

会社情報

会社名
株式会社イージスワン
住所
東京都千代田区麹町4-3-4宮ビル3F
電話番号
03-3261-0861

トピックス(経済)

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