東京都心オフィス動向
2026-02-27 15:39:14

2025年下期 新たに見る東京都心オフィス市場の動向

2025年下期の東京都心オフィス市場の動向



2025年の下期に向けて、三幸エステート株式会社が発表した「オフィスユーザーレポート」によると、東京都心部における企業のオフィス需要が顕著に表れています。このレポートは、東京23区を対象にし、企業のオフィス拡張意欲を示す重要な指標として知られる拡張移転DI(動向指数)に注目しています。

オフィス拡張移転DIの現状



まず、オフィス拡張移転DIの数値ですが、2025年第3・第4四半期の報告によると、なんと70%という高水準が維持されています。この数値は、企業の拡張意欲が非常に強いことを示しており、2期連続でこの水準を維持していることが特筆すべき点です。拡張移転DIは0%から100%までの範囲で変動し、50%を上回る場合は拡張意欲が強いと評価されます。

都市別の動向



調査結果に基づくと、全ての対象都市のオフィス拡張移転DIは前年から若干の下降を見せたものの、依然として55%から68%の間に留まっています。特に首都圏である東京では、オフィス環境への投資を行う企業が増加傾向にある一方で、賃料の上昇や物件の品薄感から移転計画の見直しを余儀なくされるケースも存在しています。

拡張移転の割合



2025年のオフィス移転においては、拡張移転が4割以上を占めており、縮小移転も続く中で全体として前向きな移転が活発に行われています。特に新築や新しい物件への移転では、コストを抑えるために面積を縮小する動きも見られ、企業戦略としての創造性が発揮されていることが伺えます。

業種別の意欲



業種別に見ると、金融・保険業や不動産業、建設業などの業種では70%を超える高水準の拡張意欲が示されています。一方、その他の業種では前期からの減少が見られるものの、全体としては50%以上の拡張意欲が保たれています。このことから、全体的にオフィス環境に対する投資意欲は根強いことが分かります。

アナリストの見解



アナリストの見解では、企業のオフィスの拡張意欲が強いものの、コロナ前の勢いと比較すると若干の減衰が見られると指摘されています。ハイブリッドワークの普及が進む中で、求められるオフィスの面積や環境についての考慮も多様化しています。賃料の上昇に伴い、面積を縮小しつつも質を落とさないオフィス環境の確保が重要視されるでしょう。特に、今後の移転コスト上昇に対処するために、企業間で拡張意欲の二極化が進むかもしれません。

まとめ



三幸エステートが明らかにしたこのレポートは、2025年下期の東京都心のオフィス市場について貴重なデータを提供しています。屋内の増床やレイアウト変更といった選択肢も増えており、企業がどのように新たなオフィス環境を探索していくのか、注目すべき時期となりそうです。今後の市場動向にどう対応していくかが、企業にとっての重要なクエスチョンとなります。


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会社情報

会社名
三幸エステート株式会社
住所
東京都中央区銀座4-6-1銀座三和ビル
電話番号
03-3564-8089

トピックス(経済)

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