日本マイクロソフト主催のイベントにてAIエージェントが登場
株式会社ヘッドウォータースが、2023年に開催された日本マイクロソフト主催の「AI Agent Pitch Day for Insurance」に登壇しました。このイベントでは、保険業界における生成AIの活用方法について、さまざまな提案がなされました。ヘッドウォータースは、生命保険の引受け査定業務に特化したAIエージェントを発表し、その機能やメリットについて詳しく紹介しました。
生命保険の引受け査定業務の課題
生命保険の引受け査定業務は、申込者の健康状態や告知内容、過去の医療履歴に基づいて保険の加入可否を判断する重要なプロセスです。しかし、この業務は人手を要し、高い専門性が求められるため、判断基準のばらつきや標準化が難しいという課題があります。従来のシステムでは、現場の期待に応えられないケースもあり、効率化が急務となっています。
ヘッドウォータースのAIエージェントの概要
ヘッドウォータースが紹介したAIエージェントは、業務プロセスの自動化と判断基準の標準化を実現することを目指しています。具体的には、以下のような最新技術を活用しています。
- - Azure OpenAI ServiceとAzure AI Document Intelligenceによる帳票解析と情報抽出により、データ処理のスピードと精度が向上。
- - GraphRAGやマルチエージェントシステムを使って、複雑なケースにも対応可能。
- - 継続的なフィードバックループを通じて、査定結果のルールを改善し続ける仕組みを構築。
これにより、査定業務の約80%を自動化し、迅速かつ公正な査定を実現することが期待されています。
プロジェクトチームの構成
このAIエージェントの開発は、専門知識を持つ5名のチームによって進められました。
- - 藤江 梓(AI戦略マネージャー)が全体の戦略を設計し、業務課題と技術の接点を明確に。
- - 須永 かおり(コンサルタント)が業務フローを分析し、実務的な要件を整理。
- - 河合 望(バックエンドエンジニア)がAIエージェントの制御ロジックを担当。
- - 池澤 直美(フルスタックエンジニア)がシステム全体の設計に貢献。
- - 伊藤 沙耶花(フロントエンジニア)がUI設計とデモ開発を担いました。
向いたプレゼンテーションでは、各メンバーの個性に合わせたキャラクター設定とストーリー展開を取り入れ、一層視覚的に訴求力のある演出が施されました。これにより、業務課題と技術解決策の関連性を観客に分かりやすく伝えることができました。
「AI Agent Pitch Day for Insurance」とは
このイベントでは、Microsoftのパートナー企業が保険業務における生成AIの活用をテーマに、具体的なユースケースを提案しました。保険業界の効率化を目指す重要な機会となりました。
詳しくは、日本マイクロソフトの公式ブログをご覧ください。
AI Agent Pitch Day – 生成 AI による保険業界の業務課題解決
会社情報
ヘッドウォータースは、2005年に設立され、東京都新宿区に本社を置く企業です。AIソリューション事業を中心に、各種業務の効率化に貢献しています。
URL:
ヘッドウォータースの公式サイト
お問い合わせ先:
株式会社ヘッドウォータース
メール:
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