GSKとViiVが取得したPRIDE指標の認定
GSKグループの日本法人、グラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)とヴィーブヘルスケア株式会社(ViiV)は、職場におけるLGBTQ+の支援に関する評価指標であるPRIDE指標において、6年連続「ゴールド」認定を獲得しました。これは日本国内において、LGBTQ+への理解を深め、働きやすい環境を整える取り組みの成果を示しています。さらに、初めて「レインボー」認定も受賞しました。これは、他団体との協力を通じて、日本におけるLGBTQ+に関する法制度の実現を支持し、一人ひとりが自分らしく働ける職場を目指している証です。
GSKの代表取締役社長、ポール・リレット氏は「6年連続でゴールドを獲得できたことを大変嬉しく思います。また、初めてレインボーを獲得できたことは、社員の多様性を尊重し、共に働く環境を作るための活動が評価されたものと考えています」と述べています。また、ViiVの村木基氏も「この成果はHIVと共に生きる人々を大切にするための私たちの努力の賜物です」と、両社の連携を強調しました。
GSKのLGBTQ+への取り組み
GSKグループは、LGBTQ+を含む多様な背景を持つ社員が快適に働けるよう、以下のような取り組みを行っています。
- - パートナーシップ制度: 同性婚や事実婚を法的に認めたパートナーシップ制度を確立し、育児や介護の際の福利厚生を充実させています。
- - オフィス設計: 多様性を尊重する職場環境の整備をも実施しており、社員が働きやすいオフィスを提供しています。
- - e-Learning研修: 多様性の重要性をテーマにした研修を全社員向けに定期的に実施し、経営層も必須受講としています。
- - 社内啓発活動: 有志による社員リソースグループ「Spectrum JAPAN」を通じて、グローバル規模および他社との連携によりLGBTQ+に対する理解促進を図っています。
- - プライドイベントへの参加: 各地のプライドイベントに参加し、LGBTQ+に対する理解とHIVの啓発活動を行っています。
企業の影響力と社会貢献
GSKのSpectrum JAPANは、「Pharma Ally Japan」として、製薬業界全体でのダイバーシティ&インクルージョンの推進活動を行っています。例えば、合同社内セミナーを開催し、各社の制度や取り組みを共有することで、社員が自分らしく働く方法についての議論を活性化しております。さらに、カミングアウトをテーマとしたイベントも実施し、参加者からは高い関心が寄せられました。
GSKとViiVの使命
GSKはバイオ医薬品のリーダーとして、科学とテクノロジーを駆使し病気の治療と予防に寄与しています。特に感染症や免疫疾患の研究に注力しており、患者の生活向上に寄与しています。一方、ViiVはHIVに特化した企業として、患者とコミュニティへの貢献を目指し、継続的に革新的な薬の提供に取り組みます。
このように、GSKとViiVは、社内外にわたる包括的な活動を通じてLGBTQ+の方々を支援し、全ての社員が尊重される職場環境の維持に努めています。これからも引き続き、両企業はイノベーションを通じて患者と社会への貢献を強化していくことでしょう。