自動運転技術の最前線が集結「SIP 第2期 中間成果発表会」
2021年3月25日から26日の2日間、東京臨海副都心のTFTビルにて、「SIP 第2期 自動運転 中間成果発表会」が開催されました。この発表会は、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環として行われ、自動運転に関するさまざまな成果が披露されました。
オンライン展示で遠方の参加者も視野に
発表会の開幕に合わせて、25日10時からは「オンライン展示ページ」がオープンしました。これにより、遠隔地にいる方々もリアル会場の展示内容をデジタルで体験することが可能になりました。特に注目を浴びたのは3Dウォークスルーの導入です。この機能により、参加者はまるで会場内を歩き回っているかのように展示を見学できます。また、モータージャーナリスト石井昌道氏による会場ガイドビデオも提供され、展示品の解説が行われました。
発表会の内容と目的
「SIP自動運転」は2014年から始まった産学官連携のプロジェクトであり、第1期では自動運転に必要な高精度の3次元地図構築や車両のサイバーセキュリティ評価手法の確立が推進されました。2018年から始まった第2期では、技術開発から自動運転の実用化へと移行し、更なるシステムの進化と服務の拡張を図っています。具体的には、東京臨海部および中山間地域での実証実験を通じて、実際に自動運転技術が社会に実装されるための取り組みが行われています。
展示内容の延長
今回のオンライン展示は、多くの方々から好評を得たため、公開期間が延長されることになりました。2021年4月30日までに、まだご覧になっていない方や参加が難しかった方々にも、自動運転に対する興味や理解を促す機会が提供されます。展示の視聴には、登録が必要ですが、その手間を差し引いても価値のある体験が待っています。
自動運転の未来に向けて
今回の成果発表会で得られた情報やインスピレーションが、多くの企業や団体における自動運転技術の開発に寄与し、さらに社会実装へとつながっていくことでしょう。私たちの生活を変える可能性を秘めた自動運転技術。その進展を見守りつつ、実際に技術が実用化される日を楽しみにしています。興味のある方は、ぜひオンライン展示を訪問し、最新の情報を手に入れましょう。
オンライン展示ページはこちら:
SIP自動運転展示サイト