フェリス女学院大学改革
2024-07-03 15:05:39

フェリス女学院大学、国内唯一の女性トップ体制で教育改革!グローバル教養学部開設へ

フェリス女学院大学、国内唯一の女性トップ体制で教育改革!グローバル教養学部開設へ



150年の歴史を持つフェリス女学院大学が、2025年4月にグローバル教養学部を開設することを発表しました。これは、1997年の国際交流学部開設以来28年ぶり、開学以来初の全学改組となります。

今回の改革を牽引するのは、2024年4月に就任した小檜山ルイ学長と、武井涼子教授、杉之原真子教授の2名の副学長。学長・副学長すべてが女性という、私立大学では国内唯一の体制です。

フェリス女学院大学は、「For Others」という教育理念のもと、国際性と多様性を特徴とする横浜で、キリスト教と女子教育の伝統を受け継いできました。卒業生は世界各地で活躍しており、社会の様々な場所でリーダーシップを発揮しています。

しかし、現代社会は急速な変化を遂げており、大学教育にも新たなニーズが求められています。そこでフェリス女学院大学は、時代の変化に対応し、より実践的な学びを提供するために、以下の3つの改革を打ち出しました。

# 1. 学生の学びの機会を「開く」



従来の3学部5学科を、1学部3学科9専攻に再編し、幅広い分野を学ぶことができるようにします。例えば、音楽学部は音楽・身体表現専攻となり、音楽だけでなく、ダンスや演劇などの表現活動も学ぶことができます。また、デザインやデータサイエンス、キャリア形成など、実践的なスキルを学ぶことができる副専攻も導入されます。これらの副専攻は、どの学科の学生でも選択することができ、学生の個別的な興味関心に合わせた学びを促進します。

# 2. 社会との連携を「開く」



地域や企業、教育機関との連携を強化し、学生が学外で実践的な経験を積むことができる機会を提供します。すでに相鉄ホールディングス、横浜市、横浜国立大学との四者覚書を締結しており、地域コミュニティの発展や地域資源の活用など、様々な分野で連携を進めていきます。

# 3. ジェンダー研究の環境を「開く」



2023年に開設したジェンダー・スタディーズ・センターを拠点とし、大学全体でジェンダーに関する学びや活動を推進します。ジェンダーに関する学術研究や活動を学内外に広げ、より多様な視点から社会問題を捉えることができる人材育成を目指します。

「開かれたフェリス」で、社会に貢献できる女性を育成



これらの改革を通して、フェリス女学院大学は、学生一人ひとりが自分の興味関心に沿った学びを通して、グローバルな教養を身につけることができる環境を提供します。また、社会で求められるスキルを習得することで、卒業後に活躍できる人材育成を目指します。

小檜山学長は、「フェリスという女子大学の空間は、女性が自尊心を養うことができる、女性のための拠点です。今回の改組で、女性を中心に置き、同時に、多様な人々や社会に『開かれた』拠点の構築を目指します。本学で学ぶことで、自立する力と自尊心を育み、その上で、他者を愛することができるようになることを願っています。社会に『希望を与えうる女性』を送り出すべく、150年以上にわたる女子教育の経験の上に大胆な革新を加えてまいります。」と語りました。

グローバル教養学部で、これからの社会を担う人材育成



新たに開設されるグローバル教養学部では、多文化共生社会のキーパーソンとなる人材、観光立国に貢献する人材、エンターテインメント業界で活躍できる人材など、これからの社会で求められる人材育成を目指します。具体的なカリキュラムには、日本初の共生コミュニケーター専攻、音楽ビジネスやアートマネジメント、インバウンド需要に対応できる観光学など、多岐にわたる分野が含まれています。

フェリス女学院大学は、女性がリーダーシップを発揮できる社会の実現に向けて、これからも積極的に教育改革を進めていく予定です。


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