山梨中央銀行が新たなインパクト評価コンサルティングを開始
株式会社山梨中央銀行は、地域のサステナビリティ経営を推進するための新しいサービス「インパクト評価コンサルティング」の提供を始めました。このコンサルティングは、株式会社塩沢と初めて契約を結ぶことでスタートします。持続可能な地域社会を目指したこの取り組みは、地域全体でのSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて重要な一歩と言えるでしょう。
インパクト評価コンサルティングとは?
このコンサルティングは、山梨中央銀行が手がける「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」(PIF)に基づいています。具体的には、企業の活動が環境、社会、経済に与える影響を総合的かつ定量的に評価し、そこから得られたポジティブなインパクトを向上させるための支援を行います。
まず、クライアント企業の活動に基づいて特定されたポジティブな影響を強化すること、そして、ネガティブな影響を抑えるための具体的なKPIs(重要業績評価指標)を設定し、その実現に向けた伴走支援を行います。これにより、企業はその活動の環境的および社会的な価値を可視化し、ステークホルダーに向けて透明性のあるコミュニケーションを行うことができます。
株式会社塩沢との契約締結
山梨中央銀行と株式会社塩沢は、2024年11月20日にインパクト評価コンサルティングを行う契約を締結しました。塩沢は山梨県甲州市に位置し、非鉄金属スクラップの卸業を営んでいます。今回の契約は、山梨中央銀行が展開する本コンサルティングの第1号案件となり、地域貢献の新たなモデルを提供するものです。
契約の詳細は以下の通りです:
- - 契約締結日: 2024年11月20日(木)
- - 会社名: 株式会社塩沢
- - 所在地: 山梨県甲州市塩山上萩原2680-125
- - 代表者: 塩澤聖也
- - 事業内容: 非鉄金属スクラップ卸業
このように、山梨中央銀行と塩沢のパートナーシップは、地域における持続可能な社会の実現に向けた一助となることが期待されます。今後は、コンサルティングを活用して、企業の社会的価値を高める取り組みが進むことでしょう。特に結果として得られる具体的なKPIsの導入や評価を通じて、企業はその社会的責任を果たしていくことになります。
持続可能な経済活動が求められる今、山梨中央銀行の取り組みが地域経済にどのような変化をもたらすのか、今後の展開から目が離せません。