鹿児島のオーガニック抹茶「SONO」、東南アジアでの手応え
株式会社下堂園がプロデュースするオーガニック抹茶ブランド「SONO」が、2026年7月15日から17日までシンガポールのマリーナベイ・サンズで開催された国際見本市「SIGEP Asia & Restaurant Asia 2026」に出展しました。これはイタリア・リミニで行われる世界的なジェラートや製菓の見本市「SIGEP World」のアジア版として、アジアの食品業界の重要なイベントとして知られています。
「SONO」は、鹿児島県産の有機セレモニアルグレード抹茶「清茗(せいめい)」を世界に初めて披露する舞台となりました。出展の目的は品質の高いオーガニック商品を広めることにあり、特に日本の茶文化を世界に伝える役割を担っています。来場者の注目を集めたのは、抹茶の鮮やかな色合いと香り、さらにそのまろやかな旨味にも驚きの声が寄せられました。
SONOブランドについて
「SONO」は、下堂園の8ヘクタールの有機農園「ビオ・ファーム」から生まれたブランドで、農薬と化学肥料を使用しない農法で育てられた茶葉を使っています。世界的な抹茶ブームとともに、この市場には粗悪な製品も流通している中、「SONO」では自社の有機農園から厳選した素材のみを使用。安全でおいしい品質の抹茶をお客様に届けることが企業の使命です。
特に看板商品の「清茗」は、2020年に登録された新品種「せいめい」を使用し、わずか129.6ヘクタールしか栽培面積がない貴重な抹茶です。そのテアニン含有量は4%という高数値を誇り、苦味や渋味が少なく、独特の旨味と甘さがあります。この品質は、国内の品質評価機関でも高い評価を得ており、これが国内外でのブランドの信頼に繋がっています。
会場での反響
「SONO」は、国際的な競争の中、多くのバイヤーからも注目を集めました。とりわけ有機栽培の重要性や、「清茗」の希少性に関心を示すバイヤーが多く、商談につながる機会も豊富でした。「これまでに飲んだ抹茶とは違う香りの質」との声もあり、飲食業界での需要を感じさせる成果となりました。
さらに、シンガポールの貿易産業省および文化・社会・青年省の上級国務大臣、ロウ・イェンリン氏が出展ブースを訪問し、「抹茶やほうじ茶の人気が高まっているシンガポールでは、日本茶への関心が高い」と述べました。このように、関心が高まる日本茶市場において「SONO」がきちんと根付いていることが確認できた瞬間でした。
今後の展望
下堂園は、シンガポールでの手応えを元に、 ASEAN地域での販路拡大を進めていく意向を示しています。お茶作りに50年以上取り組んできた同社は、「100年永続企業」を目指しており、SONOブランドを通じて日本茶の文化をさらに広めていく計画をしています。この動きは、単に輸出数を増やすだけでなく、日本の自社農園の質の高い商品をもって国際マーケットでのプレゼンスを高めることに寄与しています。
会社概要
下堂園の本社は鹿児島県鹿児島市に位置し、1954年に設立されて以来、緑茶やその加工品の製造・販売、さらには有機農園の運営を行い続けています。認証もFSSC22000やISO22000、有機JASなど、品質管理の厳しい基準をクリアしています。下堂園は今後も、最高品質のオーガニック茶を提供しつつ、未来の日本茶文化を支えていく企業として成長し続けることでしょう。