卵かけご飯の日、約80%の人が“好き”と回答！食文化の進化に注目

10月30日に「たまごかけごはんの日」が制定される中、株式会社リクルートの『ホットペッパーグルメ外食総研』が行った調査結果が注目されています。20代から60代の男女1,035人を対象に、卵かけご飯（TKG）についての好みや食べ方、調味料の使用法を調査しました。

卵かけご飯の人気とその食べ方

調査によれば、日本では約79.1%の人が卵かけご飯を「好き」と答えています。具体的には、「とても好き」と答えた人が35.1%、さらに「どちらかというと好き」と感じる人が44.1%と、非常に高い人気を誇っています。

食べ方に関してのアンケートでは、1位は「卵を別の皿でといてからご飯にかけて混ぜる」という方法で、42.3%の回答がありました。続いて2位は「ご飯に卵を直接のせてから割って混ぜる」という方法で、41.6%となっており、これらの食べ方だけで8割を占めています。一方、SNSなどで話題になっている「白身をメレンゲ状にする」スタイルは、わずか0.6%という結果でした。

調味料の好みとその進化

卵かけご飯にかける調味料に関する調査でも、興味深い結果が得られました。定番の「醤油」以外で好まれる調味料の中では、最も人気が高いのは「だし醤油」で、36.5%が支持しています。次いで「めんつゆ」が26.4%と続きました。

一方で、「食べるラー油」や「七味」といった食感を重視した調味料の支持はそれほど高くなく、卵かけご飯には「うま味」を加える調味料が好まれる傾向にあることが見えてきます。

日本の食文化の進化

卵かけご飯は、そのシンプルさゆえに素材や調理にこだわりを持つ料理です。最近では、厳選した卵を提供する専門店や、卵白を使ったメレンゲスタイルの料理が提供される店舗も増えており、外食における卵かけご飯の進化が続いています。

さらに、訪日外国人の間でも生食文化に馴染みのない中で、卵かけご飯が注目されるようになっています。調査を行った『ホットペッパーグルメ外食総研』の田中直樹研究員は、「シンプルな料理であるがゆえに、素材や調理法に対するこだわりが表れる」と語っています。これからも進化し続けるこの日本の国民食に、ぜひ注目していきたいですね。