ホテル業界のデジタルトランスフォーメーションを加速するNASIIとTableauの協業
最近、宿泊業界においてデータを活用した経営の重要性が高まっています。株式会社NASIIが開発したクラウド型ホテル管理システム「NASII」は、ビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Tableau」との連携により、データ分析の新しい扉を開きました。この連携により、宿泊データや顧客データを直感的に可視化し、従来の方法では実現できなかった高度で複雑なデータ分析が可能になります。
NASIIの基本機能とその限界
NASIIは、Salesforceプラットフォームに基づいたクラウドシステムであり、宿泊業務を効率化するための多彩な機能を持っています。標準搭載のレポートやダッシュボード機能を利用すれば、宿泊データや顧客データを活用して様々な分析表やグラフを生成できます。しかし、従来のシステムでは、一度に扱えるデータの種類や数式による表現に制限がありました。
Tableauによる自由なデータ分析
このような課題を解決するのがBIツール「Tableau」です。Tableauは、NASIIに蓄積されたデータだけでなく、外部データをも取り込み分析することが可能です。特に、Tableau Prep Builderを使用することで、複雑な計算を事前処理で行うこともできます。そして、作成したダッシュボードをNASIIの画面内に組み込むことで、一貫したデータ管理が実現できます。
インタラクティブなダッシュボード
Tableauの魅力は、多彩な分析表現にあります。Salesforce標準のレポートやダッシュボードにとらわれることなく、様々なグラフ形式やレイアウトを柔軟に活用できます。また、インタラクティブなドリルダウン機能があり、ユーザーが必要な情報を即座に素早く視覚的に確認できる仕組みが整っています。
DXを支えるTableauの使い方
Tableauは、従来のエクセルでの管理スタイルをそのまま再現することも可能です。これは、クラウドシステムに不慣れなスタッフでも扱いやすく、データを帳表に自動入力することで事務作業の軽減にも役立ちます。
Tableau PulseによるAI分析
今後のデータ分析において、Tableau Pulseの活用も見逃せません。専門的な知識がなくても、自分が求める分析の要件を自然言語で入力することで、AIが最適なグラフの候補を提案してくれます。この機能により、誰でも簡単にデータ分析が可能になります。
NASIIの先進的なアプローチ
株式会社NASIIのホテル管理システムは、世界の最前線を行っています。Salesforce Lightning Experienceを基盤としているこのシステムは、PMS(プロパティマネジメントシステム)としての機能だけでなく、BIツールのTableauを始めとした最新技術との連携が可能です。NASIIは従来のPMSの枠を超え、生成AIやBIツール等を戦略的に活用することで、宿泊業界をトータルで支援する独自のソリューションを提供しています。
企業情報
- - 会社名:株式会社NASII
- - 代表者:CEO 細江 弘紀
- - 所在地:〒192-0045 東京都八王子市大和田町3-17-15
- - 設立:2012年4月
- - 事業内容:クラウドPMS「NASII」の運用
- - 資本金:100万円
- - URL:nasii.net
ホテル業界におけるデータ経営を加速させるために、今後も株式会社NASIIに注目が集まるでしょう。