IWIの不正対策
2021-09-28 11:00:11
IWIが新たなAI技術RIMEを導入しカード不正利用対策を強化
IWIが新たなAI技術RIMEを導入しカード不正利用対策を強化
キャッシュレス決済が進む現代において、クレジットカードなどの不正利用は深刻な問題となっています。その流れを受け、不正検知の大手企業であるIWIは新しいアプローチを導入し、トランザクションにおける不正の検出能力を高める試みを行っています。特に注目されているのが、シリコンバレー発の新AI技術「RIME」の採用です。
不正取引の増加とその対策
2021年7月の日本クレジット協会のデータによれば、日本でも不正取引の増加が顕著であり、特にコロナ禍以降の非接触決済の普及に伴い、その業務負荷は増加の一途をたどっています。このような背景の中で、IWIは顧客のニーズに応えるべく、不正検知におけるさまざまな取り組みを進めています。これには、スコアリングモデルの研究や自動防御機能、不正情報シェアリングシステムなどが含まれています。
RIMEの導入とその特長
RIMEは、蓄積されたビッグデータをもとに機械学習モデルの弱点を見つけ出すツールです。AI Stress Testingを実施することで、モデルの改良ポイントを特定し、その運用を改善できるため、不正利用の検出精度向上に寄与します。実際、IWIはRIMEを使って既存のスコアモデルにチューニングを施し、その結果、カード利用の阻害や不正被害の検知精度が向上したと報告しています。
FARISスコアリングサービス
IWIが手掛けるFARISスコアリングサービスも、AIを駆使した高度なアルゴリズムを利用して不正検知の精度向上を図っています。RIMEを活用することで、今後もこのスコアリングサービスのさらなる精度向上に挑戦し、不正被害を削減するための施策を継続していく方針です。
ACEPlusおよびIFINDSシステム
IWIの不正検知システムは、高度なセキュリティ機能を有する「ACEPlus」と、その機能群をクラウドサービスとして提供する「IFINDS」で構成されています。これにより、リアルタイムでの不正利用検知が可能となり、国内において高いシェアを誇っています。
IWIについての紹介
IWIは、多様なITサービスを通じて企業のビジネスリライアビリティを支える会社です。決済システムや金融業界向けのリアルタイム処理システムを中心に展開し、自社開発のセキュリティ製品や先進的な海外ソリューションの普及にも注力しています。また、グループ企業として大日本印刷に属し、東京証券取引所にも上場しています。
まとめ
このように、IWIはRIMEの導入を通じて不正検知システムの強化を図り、今後も検知精度の向上に努めていく姿勢を示しています。これによって、企業や消費者を守るための不正被害削減に寄与していくことでしょう。今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社インテリジェント ウェイブ
- 住所
- 東京都中央区新川1-21-2茅場町タワー
- 電話番号
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