富士通、営業力を強化する新たなステップ
富士通株式会社が、電話および商談データの解析を行う「amptalk analysis」を導入した。この取り組みは、営業の人材育成やリスキリングを推進するものであり、同社のカスタマーグロース戦略室のインサイドセールス組織がさらなる成長を遂げることを目的としている。
amptalk analysisとは何か?
「amptalk analysis」は、通話や商談の内容を自動で書き起こし、解析することができるツールで、富士通のインサイドセールスの業務プロセスを大きく変える可能性を秘めている。具体的には、ブラックボックスとなっていた通話内容を可視化し、営業スキルの向上を支援。SFAやCRMへの電話データの自動蓄積も実現し、営業活動の効率化を図る。
導入の背景と目的
富士通がこのツールを導入した理由は、モノの販売からサービスの提供へと移行する中、競争が激化している市場の変化に対応するためである。営業組織は変革を求められ、2021年にはインサイドセールス部門が設立された。その結果、現在では約200の部署と連携し、100人以上のチームがインサイドセールスに取り組んでいる。
その成功を受け、同社のカスタマーグロース戦略室はさらなる受注率の向上を目指して、社員の育成・リスキリングを進めることを決定。「amptalk analysis」を活用することで、より多くの商談の成立につながることを期待している。
専門家の声
導入にあたり、富士通カスタマーグロース戦略室の木村洋平氏は「amptalkの製品力と開発力を兼ね備えたツールが、営業活動には不可欠だと感じています」とコメントしている。また、amptalk株式会社の代表取締役社長である猪瀬竜馬氏も「大企業におけるインサイドセールスのお手本となる存在になりたい。そのための支援ができて光栄です」と述べている。
amptalkのしょうがい
「amptalk analysis」は、さまざまなコミュニケーションツールと連携可能で、オンライン・オフラインを問わず商談や通話を自動で処理することができる。この機能により、営業組織全体の生産性向上が期待されており、インサイドセールスからフィールドセールス、さらにはカスタマーサクセスに至るまで幅広くサポートする。
いよいよ生まれる新たな風
富士通の取り組みは、ただのツール導入にとどまらず、営業戦略全体のデジタル化と生産性向上を目指す行動である。この新しい風が営業組織にどのような変化をもたらすのか、今後の展開に注目が集まる。いずれにせよ、このプロジェクトは大企業の営業活動の新たな指針となり、他社にも良い影響をもたらすことだろう。
さらに詳しい情報は、
こちらで確認できる。