公園を舞台に地域とMICEをつなぐ「Park MICE」が誕生!
仙台市で開催される第32回日本乳癌学会学術総会で、地域活性化を目的とした新しい取り組み「Park MICE」が初開催されます。
「Park MICE」とは、公園や広場など地域住民が日常的に利用する場所を舞台に、地域住民と連携してMICEイベントを開催する取り組みです。従来のMICEイベントは、開催地との繋がりを感じにくい面がありましたが、「Park MICE」では、地域住民がイベントに関わることで、MICEへの理解を深め、シビックプライドを醸成することを目指しています。
一方、MICE参加者にとっても、地域住民との交流を通じて、開催地への理解を深め、親しみを持つことができます。地域住民とMICE参加者双方にとって、開催地への愛着を深める機会となり、長期的な地域振興に繋がる取り組みとして期待されています。
仙台市で実現する「Park MICE」の具体例
今回の日本乳癌学会学術総会では、仙台国際センター至近の青葉山公園・仙臺緑彩館を舞台に、「Park MICE」が展開されます。
- ライトアップイベント
高さ3mを超えるピンクリボンオブジェや、仙台七夕飾り、天の川、金魚、花火、伊達政宗公などをモチーフにした照明演出が、仙臺緑彩館の屋根を彩ります。来場者には、仙台七夕の吹き流しを再利用した提灯が配布され、日本の夏の風情を楽しみながら、乳がんの早期発見・治療の意識を高めるイベントとなっています。
- 和紙アート作り
仙台七夕の吹き流しを再利用した和紙を使った、扇子作り、提灯作り、お面の絵付けなど、地域住民とMICE参加者が一緒に制作できるワークショップが開催されます。
- 県内酒造の日本酒利き酒ブース
地元の酒蔵が提供する日本酒を、市民ボランティアが接遇しながら楽しめるブースも設置されます。
これらのイベントを通じて、地域住民とMICE参加者が交流し、共に楽しめる空間が創出されます。
地域とMICEをつなぐ新しい試み
「Park MICE」は、地域資源を活用したMICEイベントの新しいモデルとして、今後の注目を集めそうです。地域住民の参画とMICEイベントの融合が、地域活性化にどのように貢献していくのか、今後の展開に期待が高まります。