セレイドセラピューティクスとAGCがiPS細胞を用いた共同研究契約を締結

セレイドセラピューティクスとAGCの革新研究



セレイドセラピューティクス株式会社(以下、セレイド社)は、AGC株式会社(以下、AGC)と新たに共同研究契約を締結しました。この契約に基づき、iPS細胞由来の造血幹前駆細胞(iPSC-HSPC)の増幅と機能検証に関する研究が行われます。

共同研究の目的



本研究の中心的なテーマは、AGCが提供するiPSC-HSPCを用い、セレイド社の独自のヒト造血幹細胞増幅技術によって、大量にかつ高品質な細胞を生成する方法を検証することです。研究では、増幅されたiPSC-HSPCのin vitro及びin vivoにおける機能も検証されます。

この取り組みを通じて、セレイド社は高品質のiPSC-HSPCを量産することで、将来的には血液や免疫細胞治療製品の製造上の課題を解決し、より優れた再生医療を実現していくことを目指しています。

セレイドセラピューティクスについて



セレイドセラピューティクス社は、東京大学と筑波大学に端を発するスタートアップ企業で、人間の血液の源である造血幹細胞の選択的な体外増幅技術を持っています。この技術は、血液がんや遺伝性疾患などの難治性疾患に対する細胞治療を可能にし、さらにex vivoでの遺伝子治療や血管新生といった新たな治療手法の提供を気にかけています。

会社は、再生医療の進化によって、患者の可能性を広げ、より良い生活を提供することを使命としています。

AGCの背景



AGCは、1907年に設立された老舗の総合素材メーカーで、板ガラスの生産からスタートしました。現在、同社は世界中の30カ国以上でガラスや化学、電子、ライフサイエンス、セラミックスといった多岐にわたる分野で事業を展開し、グローバルトップシェアを誇る製品を多く持っています。この豊富な経験と技術力が、共同研究においても活かされることでしょう。

これからの展望



この協力関係がもたらす研究成果により、iPS細胞由来の治療製品の普及が進むことが期待されています。細胞治療市場は急成長を続けており、その中での新しい技術や製品の開発は、大きな社会的意義を持つことでしょう。セレイド社とAGCの革新的なアプローチにより、治療可能な疾患が増え、多くの患者に希望がもたらされることを願っています。今後の進展から目が離せません。

お問い合わせ先



本件に関する詳細については、以下の連絡先までお問い合わせください。

  • - セレイドセラピューティクス株式会社
東京都文京区本郷7-3-1
東京大学南研究棟アントレプレナーラボ
TEL:050-3612-7767
E-mail:[email protected]
URL:https://celaidtx.com/

会社情報

会社名
セレイドセラピューティクス株式会社
住所
東京都文京区本郷7-3-1東京大学南研究棟アントレプレナーラボ
電話番号
050-3612-7767

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