芝浦工大・JAXA提携
2026-01-16 10:04:32

芝浦工大がJAXAの宇宙戦略基金事業に参加し防災技術を進展

芝浦工業大学とJAXAの新たな挑戦



東京都江東区に位置する芝浦工業大学(信長 学長)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙戦略基金事業に参画し、今注目を集めています。このプロジェクトは、防災や社会シミュレーション技術の開発に特化しており、特に大規模な社会行動を再現するためのシステムが目を引きます。

プロジェクトの背景



本プロジェクトは、市川 学教授が中心となり、日本全体の約1億2千万人の行動を模した大規模社会シミュレーションを開発します。このシミュレーションでは、災害時における人々の動きや被害の状況を短時間で可視化し、自治体や防災機関に対して迅速な意思決定を促すことを目指しています。

デジタルツイン技術の応用



開発される技術、通称「デジタルツインジャパン(D2J)」は、実際の日本の人口構成や社会動態に基づき、システム内でエージェントとして行動する人々の様子を再現します。これにより、これまで紙面やテキストのみで行われてきたデータ解析を、3D空間上で視覚的に理解できる形に進化させます。

また、衛星観測データとの連携により、災害発生直後の状況をリアルタイムで反映し、避難行動や被害拡大の予測を行うことができる新たな基盤が構築されます。このデジタルツイン技術は、平常時の防災訓練から緊急時の意思決定支援まで、多岐にわたる用途が期待されています。

参加者と開発内容



このプロジェクトには、株式会社スペースデータを代表機関として、複数の大学と企業が連携しています。具体的には、国立研究開発法人防災科学技術研究所や三菱電機、東京大学などが参画し、各機関の専門知識を活かし合いながら作業が進められます。

新しい技術開発のテーマには、「フェーズフリー防災対応AI衛星観測指揮とマルチモーダル3Dデジタルツイン基盤開発」という名がつけられ、先端的な取り組みが期待されます。

宇宙戦略基金事業について



JAXAによる宇宙戦略基金事業は、産学官の連携を基に、宇宙開発と関連した研究開発を推進するための支援を提供しています。国の補正予算によって設立されたこの基金は、最大で10年にわたるプロジェクトにわたり、様々な技術開発テーマが設定されています。

その目的としては、宇宙技術の戦略的活用を図り、社会課題の解決や新たな市場の創出に寄与することが挙げられます。2025年からは新たな公募が開始される予定で、さらなる進展が期待されます。

芝浦工業大学の教育理念



芝浦工業大学は、理工系大学として学生のグローバルな視野を重視し、産学連携に力を入れた教育を行っています。2027年には創立100周年を迎え、アジアの工科系大学でトップ10を目指すことを掲げています。これを実現させるために、新たな教育体制を追求しており、今後ますますの注目を集めることでしょう。

結論



芝浦工業大学とJAXAの連携によって、今後の防災技術は大きく進化する可能性があります。デジタルツイン技術を用いた新たな社会シミュレーションが、より良い社会の実現へ向けた新たなステップとなることを期待しています。

会社情報

会社名
芝浦工業大学
住所
電話番号

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。