OTセキュリティの新刊
2021-11-24 09:30:02
OTセキュリティの基礎から応用までを解説する新刊書籍の紹介
OTセキュリティに関する新刊紹介
近年、情報セキュリティに関連する用語が増えてきましたが、その中でもあまり知られていないのがOTセキュリティです。OT(Operational Technology)は、制御技術を指し、特に工場などの生産現場で使われる技術です。しかし、多くの人々がOTやOTセキュリティの重要性に気づいていない現状があります。このような背景から、福田敏博氏が著した『現場で役立つOTの仕組みとセキュリティ』が2021年12月に発売されました。この書籍は、OTセキュリティに関する知識を広めるために書かれたものであり、その内容は初心者から専門家まで幅広く楽しめる構成になっています。
OTセキュリティの重要性
OTセキュリティは、社会経済に与えるリスクの大きさから注目されており、特にデジタル化が進む現在ではその必要性がより顕著になっています。スマートファクトリーの普及により、さまざまなシステムがネットワークでつながり、利便性が向上する一方で、サイバー攻撃のリスクも増大しています。実際に、OTセキュリティに対する対策が不十分な場合、工場の運営や生産に甚大な影響を及ぼす可能性があります。
書籍の特徴と内容
この書籍では、OTセキュリティに関する基礎知識を解説し、実際に体験できる演習も掲載しています。特に「工場をハッキングする疑似体験」は、読者がOTセキュリティの脅威を具体的に理解するための貴重な機会です。また、リスクや対策に関する詳細な説明があるため、OTに関与する方だけでなく、全くの初心者でも学びやすい内容が特徴です。書籍は以下のような章立てで構成されています。
目次
1. OTのセキュリティが危ない
2. OTの基礎知識
3. OTを使ってみる
4. セキュリティ侵害を知る
5. 工場ハッキングを疑似体験
6. セキュリティ対策の進め方
7. リスクアセスメントの演習
8. 関連規格とガイドライン
このように、詳細な内容が盛り込まれた本書を通じて、OT関連の知識を深め、セキュリティリスクへの理解を深めることができます。
著者と出版社について
著者の福田敏博氏は、OTセキュリティの第一人者であり、株式会社ビジネスアジリティの代表取締役社長を務めています。彼の経歴や専門的な資格からも、OTセキュリティに関する深い理解が得られるでしょう。
本書は翔泳社から出版されており、2021年12月8日に発売されました。OTセキュリティに関しての豊富な知識と実践的な演習が詰まっているこの書籍を利用することで、多くの人々がセキュリティリスクを認識し、対策を講じるきっかけになるでしょう。
Genesisの時代ともいえる今日において、OTセキュリティに関する情報はますます重要性を帯びています。是非、この機会に『現場で役立つOTの仕組みとセキュリティ』をご一読ください。あなたのセキュリティ意識を高め、より安全な社会の実現に貢献しましょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ビジネスアジリティ
- 住所
- 千葉県八千代市緑が丘西1-1-2
- 電話番号
-
050-3703-7419