ジェイテクトグループの挑戦 - 第16回高機能フィルム展に出展
2025年11月12日から13日の間、幕張メッセで開催される「第16回 高機能フィルム展 FILMTECH JAPAN」に、株式会社ジェイテクトのグループ企業である株式会社ジェイテクトプレシジョンベアリングと彦山精機が共同で出展します。この展示会は、電子ディスプレイの製造装置、材料、加工技術の世界最大規模の専門展として知られています。
ジェイテクトのビジョンと技術
ジェイテクトグループは「技術をつなぎ、地球と働くすべての人を笑顔にする」というミッションを掲げており、2030年までの目指す姿を「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」に設定しています。
このソリューションプロバイダーへの進化を遂げるために、既存製品の付加価値を高め、新たな領域への挑戦を行っています。今回のフィルム展もその一環であり、業界における先進的な技術を提示する場となります。
出展のコンセプトと内容
今回の出展では、コンセプトとして「高精度ロールユニット(ロール+超高精度ベアリングPRECILENCE+ハウジング)化によるお客様の課題を解決」を前面に打ち出します。ジェイテクトプレシジョンベアリングは、創業から約半世紀、精密なロールに関するお問い合わせに応じてきた彦山精機との連携を深め、更なる精度向上をもたらすソリューションを提案します。
主な出品内容
以下の製品を展示します。
PRECILENCE®(プレシレンス)
PRECILENCE®の最大の特徴は、その回転精度にあります。一般的な高精度ベアリングが実現する振れ精度が1.5µmであるのに対し、PRECILENCE®は驚くなかれ0.1µmという誇るべき精度を実現しています。この目覚ましい精度は、軌道面を鏡面仕上げにした独自の技術によって可能となりました。結果として、回転時の振れが実に微少で、非常に精密な加工を実現します。このように高い精度が求められる分野において、他に類を見ない性能を誇ります。
また、PRECILENCEは寸法のばらつきが極めて小さいため、適切なはめあいや予圧の選択が容易になり、個々のベアリングを選定する必要もなくなります。これにより、最適な寿命条件での提案が可能です。
高精度ロールユニット
今回の展示会では、高精度ロールユニットのデモンストレーションも行います。ロールを回転させる際、ロール振れ精度の良さを実機で実演し、塗工面精度の向上や歩留まり向上に向けた貢献を紹介します。また、塗工装置の設計や組み付けに関する悩みに対するソリューションも提案していきます。
EXSEV®(エクゼブ)
特殊な環境、例えばクリーンや真空、高温、腐食環境下で用いるベアリングに対し、EXSEVはそれらの要求を満たすことができます。一般的なベアリングでは適用できないような条件でも活動できる優れたパフォーマンスを提供します。
展示情報
出展小間番号は「展示1ホール2-40」になります。ご来場を心よりお待ちしております。
彦山精機株式会社について
彦山精機は、高精度・高品質なロールを設計から製造まで一貫して手掛ける専門メーカーで、1965年に設立されました。
ウェブサイト:
彦山精機
第16回高機能フィルム展 FILMTECH JAPAN について
会期は2025年11月12日から11月14日までで、毎日10時から18時まで開催。最終日のみ17時までなので、ぜひスケジュールを調整してお越しください。入場は無料(事前登録制)ですので、ご注意ください。詳細は
公式サイトをご参照ください。