保育園見学の新革命!檸檬会が生んだ自動予約ツールとは
保活をしている保護者にとって、園見学は重要なステップです。しかし、スケジュールの調整や連絡の面倒さから、時間がかかってしまうことも多いのが実情です。そんな悩みを解消すべく、社会福祉法人檸檬会は株式会社kids plusと共同で、園見学予約を自動化する「enスケジューラ」を開発しました。この新しいツールが、どのように保護者や保育者の負担を軽減するのか、その詳細を探ってみましょう。
見学予約の悩みを解消する「enスケジューラ」
保護者が保育施設に入園申請する前に、「まずは園見学が必要」と言われても、見学日程を設定するのはそう簡単ではありません。忙しい保護者は、仕事や育児に追われ、園との連絡に時間を割く余裕がありません。この問題を解決するために開発されたのが「enスケジューラ」です。
このツールを導入することで、保護者はインターネットを介して24時間いつでも見学を予約できるようになります。これにより、園とのスケジュール調整の手間を大幅に削減することが可能になりました。もちろん、保育士にとっても、シンプルな予約管理の仕組みが整うことで、日々の業務が楽になります。保護者と保育者にとって、タイムマネジメントの効率化に貢献する素晴らしいツールです。
ICT導入による働き方改革
檸檬会は「働き方改革」の一環として、数年前から積極的なICT導入を進めてきました。「enスケジューラ」の導入もその一環で、複数回のメールや電話対応の削減を目指しています。特に、忙しい保育士でも簡単に操作できるよう、直感的なユーザーインターフェースに設計されている点も注目です。
これにより、保育士は子どもたちとの関わりに集中する時間を増やせるとともに、保育の質も向上することが期待されています。
予約管理機能と Google カレンダーとの連携
「enスケジューラ」の特徴的な機能として、予約スケジュールの管理とGoogleカレンダーとの連携があります。設定した予約枠が自動で管理され、変更やキャンセルも申込者自身が簡単に操作できます。更に、Googleカレンダーとの連携により、保護者は自身の予定と園見学のスケジュールを一元化でき、日程の調整がより一層スムーズになります。
また、このツールは自身のサイトに簡単に埋め込むことも可能で、利用者は自社のウェブサイトで予約フォームを表示することができます。これにより、さまざまな施設が手軽にこのツールを活用できるようになります。
社会課題の解決に向けて
「enスケジューラ」は保護者への支援だけでなく、保育者の長時間労働や業務負担の軽減という社会全体の課題解決にも寄与しています。檸檬会は、SIPs(Social Inclusion Partners)のメンバーとして、ソーシャルインクルージョンの実現を目指しており、「ここで働き、学び、遊び、暮らす」というコンセプトのもと、「ソーシャルインクルージョンヴィレッジ」を開設するなど、地域社会に根ざした活動を展開しています。
まとめ
「enスケジューラ」は、保育園見学の新たなカタチを切り拓く革新的なツールです。保護者と保育者、双方の負担を軽減することに成功し、里親制度にも大いに役立つことが期待されます。檸檬会が描く未来の保育環境が、より多くの人にとって快適で支援的なものになることを願っています。