京セラコミュニケーションシステムが鹿児島市と立地協定を締結
2022年5月12日、京セラコミュニケーションシステム株式会社は鹿児島市と立地協定を締結し、新たな拠点「鹿児島 Innovation Lab」を開設することを発表しました。この新拠点は、鹿児島市におけるICT産業の活性化および雇用創出に寄与することが期待されています。
記念式典の開催
立地協定式は、京セラコミュニケーションシステム株式会社の鹿児島 Innovation Lab所在地である南国センタービルの2階で行われました。式典には、同社の代表取締役社長である黒瀬善仁氏、鹿児島 Innovation Lab所長の岩切三浩氏、国分川内事業所長の有馬洋一氏、そして鹿児島市の下鶴隆央市長らが出席し、地域との密接な連携を誓いました。立会人として鹿児島県商工労働水産部長の平林孝之氏も見守る中、企業と地域の未来に希望を持つ重要な瞬間となりました。
京セラコミュニケーションシステムの公式概要
京セラコミュニケーションシステム株式会社は、1995年に京セラ株式会社の経営情報システム事業部が独立する形で設立されました。この企業は、AIやIoT、5Gなど先端技術を活用しつつ、再生可能エネルギー事業にも力を入れ、持続可能な社会の実現に向けた新たなサービスを提供することを目指しています。これに基づいて、新拠点の設置は地域のデジタル化を進めるうえでの重要な拠点として機能します。
鹿児島 Innovation Labの詳細
新設される「鹿児島 Innovation Lab」は、次のような特徴を持っています:
- - 所在地: 鹿児島市中央町18-1 南国センタービル2階
- - 事業所面積: 311.11㎡(93.81坪)
- - 操業開始予定: 2022年5月
- - 従業員数(計画): 初年度は100人を予定し、そのうち新規雇用者は42人
- - 事業内容:
1. 京セラの業務や工場のデジタル化に向けたシステム開発
2. AIやITなどを活用した地域活性化を目的とした事業
この新拠点のオープンにより、地域のICT産業はより活性化し、多くの雇用機会が創出されることが期待されます。また、地域との協力によって、地域特有のニーズに合わせたサービスが提供されることも見込まれています。
将来に向けた展望
京セラコミュニケーションシステムの今回の取り組みは、地域に根ざした企業として成長するための第一歩です。デジタル技術の進展が著しい現在、地域社会との連携を強化し、継続的な発展を目指していく姿勢が求められます。このような企業のイニシアティブが鹿児島市全体に波及し、さらなる発展へと繋がることを強く願っています。
京セラコミュニケーションシステム株式会社は、今後も地域社会との協力を一層深め、新たな価値を創出していくことでしょう。これにより、鹿児島市が持つポテンシャルがさらに引き出され、地域経済の活性化が進展することに期待が寄せられています。