日本の熟成酒ブランド『八継』が、イタリアでの酒品評会「ミラノ酒チャレンジ2024」で名誉あるベストデザイン賞を受賞しました。この栄誉ある賞は、15年熟成の『八継 刻15 実楽』に贈られ、優れたデザインとその背後にあるストーリーが高く評価された結果となります。
「ミラノ酒チャレンジ」は、日本酒の魅力をイタリアの食文化と結びつけようとする、イタリア・ミラノで2019年から開催されている酒品評会です。このコンテストは、イタリア人のソムリエやバーテンダーなど、酒と食のエキスパートが審査を行い、日本酒に注目が集まる昨今、その多様性や文化的背景をアピールすることを目的としています。昨年開催された2024年度分では、200銘柄が出品され、200人の審査員により厳正な審査が行われました。
『八継 刻15 実楽』は、兵庫県三木市吉川町の特産品「山田錦」を使用し、その名を冠しています。この地域では、稲作に適した自然環境のもと、歴史的に優れた米作りが行われてきました。実楽で栽培された山田錦は、その甘さ、酸味、旨味、渋み、ミネラルがバランスよく含まれ、味の深みと膨らみが特徴です。
また、さらに魅力を引き出すために用いられるのが「生酛造り」という伝統的な製法です。この方法により、酒の風味は豊かになり、後口のキレが際立った仕上がりになります。『八継 刻15 実楽』は、そのスムーズな口当たりと、熟成による時間の深さを兼ね備えた特別な一品です。
デザイン面でも『八継 刻15 実楽』は他の追随を許さない美しさを持っています。ラベルには、徳島県の阿波エリアで作られる伝統的な和紙を素材に使用しており、その歴史は約1300年にも及びます。和紙の質感や風合いに加え、薄くても丈夫で水に強い特徴を生かしたラベルは、独自の印刷技術によって仕上げられています。この仕掛けは、地域を越えた共創の賜物であり、日本の伝統文化を感じることができます。
商品名:八継 刻15 実楽
- - 熟成年数:15年
- - 製造者:沢の鶴(兵庫)
- - 内容量:720ml
- - 価格:33,000円(税込)
『八継 刻15 実楽』は、日本の風土によって育まれた米を使用し、長い時間をかけて熟成させることで生まれた深みのある味わいが魅力です。この酒は単なる飲み物ではなく、地域の文化や人々の情熱が込められた作品です。ぜひ、この機会にその魅力を体験してみてください。
詳しい情報は公式ウェブサイト、またはSNSにてご確認ください。