株式会社栗林商船グループ、登別での若手研修開催
2024年4月誕生の『蛍雪塾』に基づき、栗林商船グループは2023年7月29日から31日の間、北海道登別市の『登別グランドホテル』で合同若手研修を実施しました。この研修には、函館、仙台、東京、大阪からの7社から21名の若手社員が参加しました。
研修の目的は、社員が栗林グループの理念や目標を理解し、組織全体の一体感を醸成することです。参加者の平均年齢は30歳、社歴は平均8年というメンバーが集まったことで、今後のリーダーシップを期待される若手社員の育成が進められました。
研修テーマと内容
1. 栗林グループの歴史と文化を学ぶ
参加者は、栗林商船の歴史、組織文化、価値観について学びました。講義では、登別温泉と栗林グループの発展の関わりについても触れ、さらに現地の地獄谷や温泉町の観光を通じて歴史的な理解を深めました。また、室蘭に移動し、株式会社栗林商会を訪れ、栗林和徳社長から直接お話を伺いました。
社長は研修生をアイヌ語で「イランカラプテ」と温かく迎え、栗林家の歴史や挑戦の歴史について説明しました。栗林五朔翁が新潟から室蘭に移住し、様々な事業に挑戦してきたことや、商船の設立に至るまでの道のりが語られました。また、戦時中の苦難や、栗林徳一社長の「人にやさしい栗林」という精神が現代にも受け継がれていることが紹介され、参加者の心に響いたはずです。
2. 能力向上のためのチームワーク
次に、参加者は4つのチームに分かれ、業務の進め方や今後の課題についてのディスカッションを行いました。ここでは、業務能力の向上を図ることが重視され、これからの栗林商船グループに必要な実践的なスキルを身につけました。
3. 一体感の醸成と交流
今回の研修では、同世代のメンバーと約3日間を共に過ごし、懇親会や温泉を通じた意見交換が行われました。この行動を共にする時間が、参加者同士の信頼関係や絆を深め、これからの職場での連携を強化することが期待されています。
今後の展望
栗林商船グループでは、この研修プログラムを基盤に、さらなる人材育成やネットワーキングの機会を増やしていく方針です。持続的な成長を目指し、若手社員が各自の職場で活躍することで、グループ全体の発展に寄与することを期待しています。このような取り組みを通じて、栗林商船グループがより強固な組織となることを信じています。
(登別グランドホテルにて研修風景や栗林社長との貴重な時間を過ごした参加者たちの様子)