e-dash代表が横浜国立大学で特別講義
2023年11月12日、e-dash株式会社の代表取締役社長である山崎冬馬氏は、横浜国立大学経済学部で特別講義を行いました。この講義は、同学部の学生たちが社会問題の解決方法を学ぶ一環で企画され、山崎社長が自らの経験を交えながら脱炭素に関する知識やビジネスアイデアについて話しました。
講義の冒頭では、山崎氏が自身のこれまでのキャリアやe-dash設立の動機を語り、学生たちに脱炭素の重要性を強調しました。普段意識されない環境問題に対して、どのようにビジネスが関わることができるか、その根本的な考え方について触れ、社会全体での脱炭素化が求められている現状について説明しました。
学生とのインタラクティブなワークショップ
講義の中では、学生たちを2-3人のグループに分け、ワークショップを実施しました。テーマは「2050年カーボンニュートラルに向けてのアプローチ」で、10年後の社会の姿を考えるとともに、その中で生まれるビジネスチャンスを検討してもらうものでした。
参加した各チームは、それぞれ異なる視点からアイデアを発表しました。あるグループは、企業や個人の行動を促進する「インセンティブ」の重要性を指摘し、具体的な提案として決済アプリを通じたポイント制度を紹介しました。また、別のチームは「宅配便」に着目し、梱包資材の削減により配送効率を向上させるアイデアを提案しました。これに対して山崎氏は、物流分野での課題にも言及し、具体的な解決策を提示する重要性を述べました。
脱炭素ビジネスへの挑戦
山崎社長は、授業の最後に「企業が利益と社会貢献を両立させることは可能だと信じている」と語り、学生たちが今後社会に出た際にどのような形で社会課題に挑むべきかを示唆しました。学生たちは2025年1月に、この講義で得た知識をもとに社会問題解決に向けたコンペ形式の発表を行う予定です。
今後の展望
e-dash株式会社は、今後も脱炭素に関する教育やセミナーを通じて、社会全体の脱炭素化を推進していく方針です。持続可能な社会を目指す取り組みや、学生とのコラボレーションを重視し、様々なステークホルダーと共に脱炭素への理解促進に努めていくとのことです。
企業情報
e-dashは、CO2排出量削減をサポートするためのプラットフォームを提供している三井物産発の企業です。脱炭素に向けた多方面での施策を展開しながら、効果的な取り組みを広げていく予定です。彼らのビジョンと活動が、環境問題に対する新たなシナリオを描くきっかけになることを期待しています。